黒部ダム見学 その4

下界では秋の色というよりは夏の名残の緑。
ここは暦よりひとつ先の季節です。

左岸を見ると右岸と同じように堤体を挟む形でコンクリートの
建造物があります。
これは堤体のコンクリート打設の際に使われたクレーンが移動
するために設けられた橋脚のようです。
現在、建設が続けられているダムでも鉄骨組みで同じような
物を見た事があります。
天端への道を下っていくと40年前に活躍していた工事機械を
見る事が出来ます。

どーんと置かれているのはあの橋脚の間に張られたケーブルを
幾度となく往復していたクレーンのフック部分です。

とにかく大きいです。屋外に出されているので錆び錆びですが
説明の名札もつけてもらっています。数字が『25』とあるのは
25tの物を運ぶ事が出来たクレーンだからです。

同じく建設中に働き続けたコンクリートバケットが並べてあります。
これ一杯で9立方メートル入るとか。

この堤体を作るために使われたコンクリートの総量は158万立方メートル。
それでも重力式コンクリートダムでなくアーチ式ですからまだコンクリートは
少ない方という事になります。