黒部ダム見学 その3


右岸ウィング部です。堤体に続くキャットウォークが見えます。


展望台からの階段の中ほどには絶景ポイントという踊り場があります。
そこから撮ると堤体が一番綺麗に取れるというポイントです。
私はそこから下を覗き込みました。
一般観光客は入れそうに無い右岸に重機が置いてあります。


コンクリートの一部にこんな金属板が埋め込まれていました。
その文字は風雪に晒されぼやけ始めています。
関西電力株式会社
 設計 NEWJEC
 施工 間組
 1966
ダム完成・稼動が1962年ですから稼動してから周辺を整備した時の
工事記録のようです。


天端に行く途中、視界に飛び込んできたのがこの橋脚です。
堤体だけでなく、とにかく巨大なコンクリート物に弱い私は
これを見てから目が離せなくなってしまいました。


一番近くまで寄って見ましたが中に入る事は出来ません。


立山の風雪と戦ってきたコンクリート。
標高1400mで30年以上頑張ってきたこのコンクリートの味は
下界で見るものと違って研ぎ澄まされた雰囲気をもっていました。