菰田ダム 見学 その3


堤体下流の駐車場が整備された広場から県道に移動してきました。


天端に繋がるゲートです。
ここから天端に入らせて頂きました。


貯水池は満々ではなく裸地も出ていて
少し雨が降らなくなると途端に苦しくなってしまう
長崎の水事情を教えてくれているように思いました。


天端に入りました。
右岸側のこの辺りは上下流どちらの高欄もスリットの無い壁状でしたが…


中央に近づいてくると貯水池側は鉄の棒を立てた窓型デザインになっていました。
高欄のブロック間に設けられた飾り柱もお洒落です。

質実剛健に徹しないでちゃんと美しさにこだわっているあたり
海軍さんの美意識を感じる…。


越流部を天端から見下ろしたところです。
しゅっと狭まった扇型の減勢工。
そしてここからトンネル洪水吐で敷地の端までパスしているのです。


トンネルは二条あります。
この時代にこの形で洪水吐水路を作るって凄いなと思いました。
元々の地形がどれだけ工事で変わっているのか
手間暇かかるこの設備をわざわざ作る理由なんだったのか
観ていて疑問符が頭の周りに飛びまくりですが。


堤体のほぼ中央で高欄は上下流ともにお洒落な窓型でした。


取水塔部分のエアダクトとマンホールと思しきものです。


天端をどんどん歩いて左岸の端までやってきました。
いきなり橋が藪になっていました。


藪の中に階段と門扉です。
遺跡感満開。


天端から直下の広場を見下ろしました。
とても広い敷地です。

佐世保市が初めて作った自分たちのダム
佐世保市の宝物
大事にされている事があちこちから感じられた美しい菰田ダムでした。

暮れかけた陽に慌てつつ、本日最後の見学予定地である
山の田ダムに移動しました。