北山第1〜第5ダム 見学 その1
2021/12/11 更新
兵庫県の西宮市にある北山ダムにやってきました。
“北山ダム”という名前のダムは長野県と佐賀県にもあります。
佐賀県の北山ダムは“ほくざん”ダムです。
ここ、西宮市の北山ダムは“きたやま”ダムです。
Dam Mapsでも貯水池の周りにアイコンが二つあります。
複数のダムで貯水池を形成しているダムなのです。
瀬戸内海を進んでいった台風が前線を刺激して
太平洋沿岸に雨をもたらしつつどんどん離れて行き
台風一過の青空が見えている時に現地入りです。
北山ダム貯水池です。
水位は低めでした。
ダム貯水池をくるりと回れると聞いていますのでまずは県道に面した入口から。
車の侵入防止柵はありますが人は入れます。
天端に入ってまず目にとまったのはこれ。
天端の貯水池側に設置された石積みの花壇のような壁。
ずーーーっとこれが続いているのです。
石積み型枠の壁なので中に花を植えることもできそうに見えましたが
敢えて植えたりせず自然に任せて飾り柵だけにしてあります。
とことこ進んでいくと探していたものが視界に入ってきました。
四阿と桜の木と見覚えのある説明板。
ニテコ池のある満池谷や丸山ダム(兵庫)に設置してあるものと
同じデザインの説明板です。
北山貯水池とあります。
北山“ダム”ではないところがポイント。
この貯水池の水はニテコ池の横にある越水浄水場に送水されます。
説明板には北山浄水場の文字がありますが
北山浄水場は現在、北山配水所となっています。
阪神水道企業団から受水量で区域内の給水が可能になったためです。
この説明板の特徴は貯水池と桜について書かれている事です。
西宮市の市の花は桜です。
市内には桜の名所がたくさんあります。
一番有名なのは何といっても夙川河川敷ですが。
越水浄水場前と丸山ダム(兵庫)で同じ説明板を見ているので
他にもあるはず…と調べている最中です。
楽しい。
貯水池を取り囲む堤体の天端にこんなに広い路が付けられています。
貯水池、石積み型枠の壁、道路部分、下流法面との間に植栽があります。
更に人が十分に歩ける幅を空けてベンチなんかも設置されていて
更に植栽で遮ってから下流法面です。
何という贅沢天端でしょうか♪
優雅だ〜♪
お洒落だ〜♪
下流法面を見下ろしたところです。
犬走り部分にちょんちょんと木があって可愛いアクセントになっています。
ベンチもあって見晴らし良いんだなぁと遠望視しようとしたところ…
え…海近っ…
ATC見えたしっ!!
港大橋見えるしっ!!
天端からごくごく普通に海が見えることに吃驚しました。
確かに海から近いと言えば近いけど。
ここまで普通に大阪湾が見えるなんて…!!