成相ダム+成相池堰堤+北富士ダム 見学 その5
本日一番のお目当て、成相池堰堤に向かいます。

見事に沈んでおります。
元々どのくらいの高さがあったのかこうして見る分には判りません。

真横までやってきました。
山田池堰堤や立ヶ畑ダムと同じく堤体にぴったりくっついた半円柱の取水塔。

凄く綺麗な石積みモルタル固めの堤体です。

ダム湖面ぎりぎりまで降りてきました(道があったので)。
日吉ダムが出来て沈んだ世木ダムのような空気はありません。
世木ダムはゲートを失ったけれど現役で働いています。
そしてこの成相池堰堤も殆ど原形をとどめているからでしょうか
役目を終えているにしては悲しい空気が感じられません。
じっと見ていて考えていたのは遠く離れた岐阜県の丸山ダムの工事の事でした。
治水の鑑・丸山ダム。
その働きを新丸山ダムに引き継いだ後、堤体はどんな風に改修されるのでしょう。
神殿の入り口にも似たゲートは撤去されるであろうと聞きました。
下流に出来る新堤体にダメージを与えない為にどんな風に形を変えていくのでしょうか。
歴史的価値のある成相池堰堤。
灌漑の為に作られた、この地域に貢献した由緒ある堤体です。
そしてその価値ゆえにこうして殆ど形を留めたまま残される事になりました。
でも
堤体に価値があるというのなら
日本で初めての100m級ハイダムとして作られて
数々の洪水調節を行ってきて
今までどれだけたくさんの人の命と財産を守ったかもしれない丸山ダムは
この上ない価値があると思うのです。
でも水没してしまう。
その姿は水底に沈んでしまう。
この目の前の成相池堰堤のように残ったらどれだけ素敵でしょう。
数々の洪水調節を行ったその洪水吐きゲートから鋼製ゲートが撤去されても
そのゲートの形が常時満水位の時に顔を出していたらどれほど美しく、かっこよく、誇らしい事でしょう。
丸山ダムかっこよすぎるねん
こんな風に残ってほしいんや
こんな風に姿を見せててほしいんや
岐阜から遠く離れた淡路島で、全く違う堤体を見ているというのに
図らずも、自分がどれだけ治水の鑑・丸山ダムに心惹かれているか
再認識させられてしまいました。

成相ダムが見えています。現在の水位はEL165mでした。