木地山ダム 見学 その1
2012/1/15 更新
内の倉ダムを見学した後に向かったのが
山形県にある木地山ダムです。
山奥にあって道も細くてたどりつくのは大変と耳にしていますが
ダム巡りを趣味にしている人は狭路、酷道に慣れていて苦にならない
という人も多くいると思います。
ガードレールもない急勾配のダートを走ったりしていると舗装路であるというだけで快適。
なので近畿在住の自分にとっての問題は
山形県というとっても遠い所にまずたどり着くことのほうでした。
なので山形県まで来たからには会いに行かねばと
長井ダムと菅野ダムを過ぎてどんどん走って対向車が来るたびに
バックするのはいつも自分という状況にもめげずやってきました木地山ダム。
お顔チラ見え♪
内の倉ダムから休憩なしでここまで来る予定だったのですが
途中で横川ダムの看板に誘導されて立ち寄ってきたので
到着予定時刻をかなり過ぎておりました。
でもまだ堤体におひさまが当たっている時間でよかったです。
晩秋になるとほんとに日が暮れるのが早くて山奥のダムはすぐに日が陰ってしまうので。
木地山ダムは国内13基の中空重力式ダムの中で堤高が一番低いそうです。
でも堤高は46.0mあります。
内の倉ダムのダムサイトほどではないけれど谷も深めです。
中空重力式の特徴である喚起孔を探します。
ちっちゃーい。
可愛い喚起孔が見えました。
これの数でホローの数を確認したいのですがいまいち見通し悪し。
2個しか見つけられない。
そんなわけない。
自分の目と写真が悪い。
右岸から見た堤体です。
下流面勾配、立ってますねー。
クレストゲートのアンカレージ架台と繋がっている堤体導流壁は遊びがなくてシンプルです。
しかしこの角度はほんとに凄い。
すっとんとん。
なので減勢のために一工夫凝らされているのですね。
穴内川ダムや奥只見ダムの洪水吐の端っこと同じ
ぴょんと跳ね上がっています。