来島ダム 見学 その2


まだ春の気配は遠いですが陽差しが温かいです。

ダム湖を見ていてここに来るまでの道を思い出して
ホントに山の奥、秘境なんだと感じました。


山側の遊歩道はこんな感じで歩きやすいです。
倒木もありません。
安心しててくてく。


展望台らしき場所に到着しました。


これは慰霊碑です。
あちこちのダムで慰霊碑を見てきましたが展望台にある例も多く見てきました。
それは工事に携わった方に完成した堤体を見てほしいからかなといつも思います。


ダム湖だけじゃなくてちゃんと堤体が見える展望台です。
堤体が見えないと♪


天端のゲートハウスのアップ。
ラジアルゲートに細かい目盛が刻んであります。
コントラストのはっきりした紅白の目盛。


ゲートの下の方では目盛の大きさが変わっています。
扉体にワイヤーが固定されていて巻き上げるタイプ。
九頭竜ダムなどと同じタイプです。

来島ダムは電源開発促進法を受けて作られたダムです。
昭和31年生まれです。
佐久間ダムと同い年です。

この時代に作られたダムは本当に大きなダム湖を持っていて
ダムの立地に最高の条件を備えた場所にあるといわれます。

今は国土を探してもこんな好適地は見つかりません。


堤体の右岸は行き止まりになっているようです。
天端は通行できそうです。後で行ってみよう。


展望台から降りたところにある休憩所です。
お弁当食べるのによさそうな場所。


そしてここにあった竣工記念碑。
ダムの記念碑なのかなとウキウキ近づきましたら
ダムから水を送っている潮発電所の竣工をお祝いする記念碑でした。


裏には潮発電所のスペックが詳しく詳しく書かれています。
ダムのスペックももちろん書いてあります。

竣工した日
安定した電気が届けられることを
どんなにたくさんの人が喜んだでしょう。

多分、来島ダムも堤体のコンクリート打設が完了する前から
佐久間ダムのように発電は開始していたのではないかと思います。
それほど当時は電気が不足していました。


記念碑を見て次は堤体に。
ここを降りれば天端レベルです。


うきうきるんるんしながら堤体の各部にじーっと目を走らせていて
ふとこのピアの格子部分が気になる。

む。
これは・・・
天端もバルコニーみたいにこの部分だけ飛び出している
これは観測機器臭い
フロート式の水位計だろうか

気になる。