番外編 建設技術展 2010 近畿 その1

2010/12/19 更新


2007年、2008年、2009年と運よく3年連続で見に行くことができた
建設技術展ですが、いくらなんでも4年連続は無理だろうな〜と思っていましたら
またまた運よく見に行くことができました。
朝仕事が終わった後でねむねむですがなんとかマイドーム大阪まで辿り着いています。


毎年のことになりましたのでもう手続きも慣れてぞんざい。
3階からスタートです。


エレベーターで昇って3階の入り口。
建設技術展の歩み年表がお出迎えです。
うんうん。2007年はインテックスだったよねー。


入ってすぐのブースをドーンと占めていたのは阪神高速さんのブース。


端っこにあったこの展示。
阪神大震災の時にダメージを受けた被災物や
地震の概要、復旧までの道のりを学ぶ事が出来る施設
「震災資料保管庫」がリニューアルしたとの事です。
見学は個人でもできますがインターネット受付が必要です。


次に足を止めたのは(社)日本橋梁建設協会。
昨年は橋博士にあと一歩でなり損ね、大変悔しい思いをしました。

今年の展示は何かいな〜?
と、ブースを覗いていると

「あの、一昨年もお越しくださいましたよね?」

と、声をかけられて吃驚しました。

うわ
なんで覚えてもらってたんだろ
多分、毎年同じ格好で来ているからだろうな〜

人に覚えてもらうという点では着たきり雀も便利なものです。

展示物を見せて頂いた後
数年来の質問をまたまたぶつけてしまいました。

毎年毎年お聞きするところは違えど
このイベントに来る度に橋について質問をしている自分。

2008年は高速道路のPC斜π橋。
2009年はゲルバートラスの港大橋

「トラス橋の見分け方について教えてください」
「ハウトラスとプラットトラスとワーレントラスの見分けがつかないのです」

今年もまたまた質問をぶつけたところ
本物の博士が登場。

博士が説明をくださろうとした瞬間に
ボールペンと貰ったばかりの資料が入った封筒を差し出し
“図で描いて♪”と満面の笑みでアピール。

博士は嫌な顔一つせずにさらさらさらと図を描いてくださいました。

「今はほとんどがワレントラスです」
「なんでですかー」
「一番良いからです」
「プラットトラスとハウトラスはそれぞれどのような場合に選ばれていたのですか」
「引っ張りに強いか圧縮に強いかです。ハウトラスは木橋でよく使われていました。
今はほとんど使われていないと思います。」
「おぉ!そうなのですか。やっと謎が解けましたー」

図と特性を簡潔明瞭に説明してくださった博士、ありがとうございました。

注)
後日、プラットトラスとハウトラスの図が逆というご指摘を受けました。
博士、慌てて書いて書き間違えられたようです。
でもこれでちゃんと覚えたぞ♪

嬉しくってブースの中の人に先日見てきたばかりの
国内唯一のレンティキュラートラス橋の写真を
カメラの液晶画面でお見せしたりしてました。
色々お話ができて楽しかった