番外編 建設技術展 2010 近畿 その2


フロアをうろうろしているとメダカのような魚が泳いでいる水槽を発見。

ん・・・?
サイズはメダカだけどこれメダカじゃないな。
頭でっかいぞ。
なんだこれ?


説明の紙を見るとなーんと!巷で有名なドクターフィッシュです。

「どうぞどうぞ。手を入れてみてください」

と、ブースの方に勧められて満面の笑みで返す。

「いいんですかぁぁぁ♪いっぺんやってみたかったんです〜♪」


ちゃっぽん。

くくくくくすぐったーいっ。

ガサガサで潤いというものがほとんど無い私
労働者の手の角質を召し上がっていただいております。
お腹壊さないでねー。

角質を食べてもらってご機嫌になった後はさらにフロアを回ります。


清水建設さんのブースでは餘部鉄橋架け替え工事についての展示が。
工期も短くて設計も難しくて大変だったんですね。
トレッスル橋はモニュメントになってしまいましたが
立派なエクストラドーズド橋が架かりました。

工事記録のDVDには『目指せ! 100年後の「土木遺産」』
という文字があってとっても嬉しくなりました。


国土交通省の展示は「災害に立ち向かった先人達」というテーマで
近畿の河川改修や干拓事業、道路整備などの歴史上の人物と仕事の紹介。
これは面白い。
淀川治水対策に河村瑞賢は外せないよ。


今は山の中の林道でさえほとんどが舗装された日本。
昔は未舗装路ってそこらじゅうに当たり前にあったんですけどねー。


大林組のブースでは東京スカイツリーのポスター。
これ、いいなー。


昨年は防災カードゲームで惨敗した、いであ様のブースでは興味深い物が。


これは分類でいうとセンサーなんですかね。
いであ様のHPの説明はこちらでご覧ください。

画面に出ているのは平成20年7月に静岡県東部を襲った集中豪雨で
10分間に2.7mの水位上昇があった事で有名になった黄瀬川の監視カメラの映像です。
webでも出回っています。

監視したいポイントにカメラを設置して映像をPCに送ります。
画面に映し出される画の中で自分の知りたいポイントをマウスで範囲指定します。
その指定した範囲に水位が到達したらPCが携帯電話でも何でもいいんですが
あらかじめ設定しておいた端末に「指定のポイントまで水位が上がった!」と
知らせてくれるシステムです。

河川にある水位票を目視するのは河川巡視で行われている事ですが
巡視範囲が広いとポイント間の移動も大変だしゲリラ豪雨では対応が難しいです。

水位標がない場所でもカメラさえ設置して任意の場所を映し出し
その画面上でここまで水が来たら知らせてほしいと思うポイントを
好きに選べますし凄いシステムだと思いました。

実際にブースの展示では
画面の色々な場所をマウスで範囲指定してみせてくれたのですが
この黄瀬川の荒い画像でこのポイントに水位って判別できるのかねーと心配になるような部分でも
見事に水位到達を補足してそばの携帯電話に連絡が入るようになっていました。

山間部で過疎地、限界集落と呼ばれる場所での防災情報に役立つんじゃないかと
凄く興味津々で見入ってしまった展示でした。


そして最後はやっぱり不動テトラ様のブースでテトラを見て和む。
今年はミニミニテトラちゃんは来ていませんでした。
でも段ボール製のテトラちゃんが鎮座していました。
構造的にとても頑丈そうでこれを並べて布団を干したいな〜とか思いました。
更に大きいサイズもあるそうです。

という事で運よく4年連続で見に行くことができた
楽しい建設技術展レポートでした。