番外編 建設技術展 2009 近畿 その2


続いてやってまいりましたのは
昨年もお世話になりましたニュージェック様のブース。
ダムの写真もありまして、ニタニタしながら展示パネルを見ていました。


これはラオスとタイの国境を流れるメコン川の左岸、ラオス側で行われた
粗朶沈床工の説明です。

「粗朶沈床なんですかー」
「はい」
「木工沈床じゃないんですね〜」
「木工沈床はもっと流れが急な所に使われます」
「あ、そうか。メコン川だから・・」
「河川勾配が緩やかなんです」
「材料は現地調達ですか」
「はい」
「なんか強烈な写真ですね。この川岸、いつ落ちてもおかしくないようなー」
「はい。でもこの粗朶沈床の効果でこれだけ守ることができたんですよ」
「出水時はめちゃくちゃ水が来そうですから凄いですよね♪
しかしこのラオス側のこの蛇行部、出水時は大変でしょうね」

「右岸のタイ側はコンクリート護岸なんですよ」
「わはははははっ!! さすがプミポン国王様の国だけありますね〜。
あ、たしかラオスは発電ダムで電力で外貨を稼いでいるとか
愛・地球博でききましたが・・・40%が売電でしたっけ」

「6割ですね。ラオスにとってはメコン川はとても大切な水力発電による外貨獲得資源なんです」
「良い所全部ベトナムとタイに持っていかれてますもんね…。内陸っていろいろ辛いな〜」

などとあれこれ楽しくお話をさせて頂きました。


るんるんしてさらにブースめぐり。
そこで気になったのがこのブース。
フェンスの下にアライグマのぬいぐるみあり。


こちらのSTKネット工法研究会さんは
画期的な『錆びないプラスチック網』という物で
色んな品物を作っているネットメーカーさん。

「部分的にでも切れると鋼製フェンスの場合はよれたりほどけたれしてしまいますが
これは破網しにくいような構造になっています」

と、フェンスの所で説明を受けた時に
私の頭の中には
はもう・・・そーか・・破網って業界用語だよな〜
と、別の意味でスイッチが入っていました。


で、色々な品物を見ている時にまたまたぴぴぴ♪ときてしまったのが
この救命用具。


なんとこれはプラスチックならではの軽さと強度で考案された救助ネット。

うわ〜
これいい〜
絶対いい♪
頭に当たったら痛い上に小さくて投げやすいけど要救助者が捕まりにくい浮輪と違って
子供でも指がかけやすくて絶対捕まりやすいよ〜
逆に流塵とか色々捕捉しちゃうかもしれないから実戦でもっと試してほしいけど
軽くて持ち運びしやすいし流しやすいし広域防災訓練とかでデータ取ってほしいよ〜


プラスチックならではの特性が十分生かされている素敵な商品です。

消防署の方や船舶・河川管理の方に検証してほしいな〜。