番外編 建設技術展 2009 近畿 その1 

2009/12/9 更新


2007年、2008年と続けて運よく見に行けた「建設技術展」に
今年もまたまた行ってまいりました。

場所は昨年と同じマイドームおおさかです。

何度も来ているので手続きにもなれました。
さらっと受け付けを済ませて3階へ。
3階から展示を見ながら下って来る形になります。

という事で3階にやって来ました。
入口には昨年と同じくNEXCO西日本のブースと阪神高速のブースが。


これが阪神高速のブースです。
昨年はあまりに人がいっぱいだったので良く展示を見られなかったのですが
丁度人が途切れていたので写真を撮れました。

このブースのデザインを見てぴぴぴ♪ときてしまいました。

これは間違いなく赤橋。
大阪で一番かっこいいトラス橋・港大橋です。
阪神高速湾岸線に架かる真っ赤なトラス橋。

この橋が好きな人は絶対に多いと思います。


既設橋梁の耐震補強工事がテーマになっていて
現在施されている耐震対策を見る事ができる模型です。

こんなカッコいい物あったんだぁぁ。
普段どこに展示してるんだろ♪
ああ、やっぱり赤橋カッコいいなぁぁぁ。

ウハウハしながら模型を被りつきで見ていたら
アンケート用紙を渡されたので
さらさらさらさらと港大橋サイコー♪港大橋大好きだと書きました。

「港大橋カッコいいですよね〜」
「ありがとうございます」
「日本一のゲルバートラス橋だと聞いていますがゲルバートラスってどういうものですか。
ゲルバー桁というのは文献で読んだんですが、ゲルバー桁を使用したトラス橋という事ですか」

と、質問したところ


ゲルバー桁がどの部分を指すかを模式図で書いて頂きました。

「この真ん中がゲルバー桁です」
「なーるほどー」


ゲルバー桁がばっちり解る凄いカッコいい写真パネルです。
「田中賞」も受賞している港大橋。
大阪で一番かっこいい橋。

パネルに見とれながらブースの方にお話を聞きました。

「海沿いに鉄橋って保守管理大変ですね〜」
「はい。現在も塗装を何度も繰り返して大切に使っています」
「当時(1974年)だからこの橋を選んだとか理由があるんでしょうね〜」
「そうかもしれません」
「もし今、この場所に橋を架けるならどんな型式の橋を架けるでしょう?」
「・・・・PC斜張橋になるでしょうね」
「鉄橋はやっぱり架けないんですね」
「はい。技術が進みましたし、もう世界でもこういう橋は作られないと思います。
なのでこの橋は世界第3位のゲルバートラス橋という事はもう変わらないと思います」
「土木遺産候補ですねっ♪」

鉄の橋。
保守管理が大変な美しい橋。

それはコンクリートで大長径間の橋を造ることができるようになった現在
選択されることが少なくなってしまった橋なのかという事が
ふと頭に浮かんできました。

高速道路の高架部、インターチェンジにはまだまだ用途は多く
軽い事で地震に強いというメリットがある鉄の橋。

でも湾を跨ぐ長径間の橋で最近目にするのはコンクリート橋ばかりです。

ダムで言うなら中空重力式やバットレスのように
大長径間の鉄の橋を作る技術ももう文献の中に見るだけになって行くのかと
そう思うとなんだか寂しかったのですが
軽い橋が必要な場合は鉄が選択されるのは事実ですし
まだまだ橋の世界は面白い事がいっぱいあるはず。

橋愛好家脳も持ち合わせている自分には
とても興味深いお話を聞かせて頂くことができました。