毛馬排水機場 見学 その8

淀川本線の要。淀川大堰です。
大阪湾の海水(塩水)の遡上を防ぎます。
堰の両岸に魚道があり右岸と左岸を合わせて5t/s放流しています。
それ以外の水は神崎川と大川に送られています。

淀川大堰です。
天端にとても広い道路が通っているように見えますが
あくまでこれは堰の管理橋です。
前回の訪問も今回も工事中で入れないなと思っていたので
見学できたのがラッキーです。
長良川河口堰でも天端は徒歩と自転車のみ通行可でしたが
これはやっぱり交通事故とかで堰柱に損傷とかあったらまずいからなのかと思います。
そう考えるとダムでも天端を道路として開放している所とかって
実は怖いな〜と感じておられるのかと心配になったりします。

「あ、ちょうど見えていますね。あの上流に見えているのが予備ゲートですよ」
と、教えていただいたものが写真中央の水面に浮かんでいるように見えるゲートです。
見えにくいですね。相当でっかいんですが。

ゲート付近まで来て振り返ると、あら、逆光。
毛馬水門と閘門がこんな風に見られます。
閘門の足元からはほんとに扉体がでっかくて道路の幅にも限りがあって
全部を写真一枚に収められないんですが
ここからなら全体を見ることができます。

まず目に入ってきたのは左岸の魚道です。
このあたり一帯に物凄い鳥。
鴨チームと鴎チームと川鵜チームに分かれていました。
見学当日は普段にもまして鳥の姿が多かったと職員の方にお聞きしました。

上流を見たところです。
ホントに広いです。
淀川大堰の堤頂長は668m。
長良川河口堰より7m長いらしい。

ゲートのひとつが越流していました。珍しいです。
右岸の魚道が現在工事中なのでその分をここから出しているのかなと思って見てました。

大長径の堰のスタンダード。
シェル構造ローラーゲートです。
しかし1983年製にしてはこのスポイラー、変わった形ですね。
三角形では無いです。

堰柱と扉体。
こんな感じで越流中。

右岸にやってきました。
ここから下流側を見るとキタの高層ビル群がよく見えます。
スカイビルもばっちり見えていました♪

一番右岸よりのゲートと魚道出口。

ここで上がっているゲートを見るとスポイラーの形状が判りました。
T型でした。
穴が開いているのはどんな効果があるんでしょうか。

そしてこちらが現在流していない右岸の魚道です。
フラップゲートが二つ上がった状態・全閉になっています。
そして細い方の魚道フラップゲートも9割くらい閉じた状態になっています。

左岸にある魚道では細い方の魚道のフラップが全開状態で
メインの魚道のフラップゲートが下がっています。
細い魚道はメインの魚道に魚を呼び込むための呼び水魚道です。
細くすることでメインの魚道に比べ非常に水流が速くなっています。
呼び水はこの速度が命。
流れに逆らって泳ぐ性質のある魚はこの流れの速さに引き寄せられ
魚道のある堰の両端に集まり、魚道を見つけて遡上することができるのです。

淀川の上から見る大阪の市街地はとても綺麗です。
東洋のベネチアと言われた水都・大阪です。
市内を流れる川の水
その殆どがこの淀川から取り込まれている水なのです。
大阪市内の河川の水位をコントロールする毛馬水門と排水機場。
大阪の美しい水辺の景観を支えているのがこの毛馬なのです。
高潮を防ぐ
洪水を防ぐ
そんな男らしい仕事だけでなく
大阪市内の河川水位量を維持し水の都の景観を保つという
細やかな仕事もやっているのです。
排水機場と水門と河口堰
大阪の水を知る旅をするならまずここからスタートしてほしい。
そんな気持ちになった毛馬排水機場見学でした。
楽しい見学の途中に
見つけてぷんぷんしてしまった事

この川鵜の糞害
コンクリートが痛む!
にっくき川鵜!
水かきのある足でべたべた広げやがって〜
グアノができそうなくらいこってこて