毛馬排水機場 見学 その7
「敷地内で他に見たいものはありますか」
「♪はい♪ 第二閘門も見せてほしいです」
今回、是非とも見たかった第二閘門も見せていただけることになりました。

敷地の入り口横にある毛馬第二閘門です。
「こちらも文化財ですか」
「はい。第一閘門と同じく文化財の指定を受けています」
「でもお水入ってるし…」
「はい。こちらはゲートもちゃんと動くんですよ」
「動態保存なんですか!」

お水がしっかりたたえられている第二閘門。
動態保存とは驚きです。

「ゲート操作は手動なんですか?」
「いえいえ。電動ですよ(笑)」
煉瓦の古風さに思わずお聞きしてしまいましたが
第二閘門も1976年まで使われていたんですから
当然電化されています。

「ここは当施設の艇庫として今も使っているんです」
「あ、なるほど。それでゲートも動くようにされているんですね〜」
用途は違えどちゃんと使われているのが嬉しいです。
やっぱり働く建築物ですから。
働いている環境に最も近い状態で保存されているのが嬉しいです。
メンテナンスは大変だと思いますが。

端っこまでやっってまいりました。
ゲートが閉じた時に向こう岸と行き来できるように
扉体の上に通路の板張りがあるのがなんともいい感じですね♪

ゲート操作の機械です。
さびさび草草。
でもこういうのに弱い自分には素敵さしか感じない。

この機械の足元の鉄板をよく見ると桜の花の模様のパンチングが入っていました。
ただの鉄板で蓋をしていても良いなんでもない所にこんな気配りが。
いや、気配りというよりこだわり。
無駄にこういう細かい所に異常なほど意匠を凝らすのが実は好きな大阪人。
大阪の色々な建築物を見てきて
本当に誰も気づかないようなところまでとことんこだわる職人気質を見てきたので
こういう物にも大阪を感じます。

そしてふと振り返るとフェンスの向こうに
何故か古びたちっこいラジアルゲートが鎮座しておりました。
「わぁぁっ!こ、これっ!これどこに使ってたんですかー!」
大きさは1.2×1.0mくらいのラジアルゲートです。
アームのKトラス模様が可愛らし〜い♪
扉体上部にがっちり固定されているチェーンがまた重厚で素敵。

チェーンと巻き上げ用のリールと錘。
なんとも古風です。
ワイヤーがなかった時代のものなんでしょうか。
それって相当古い話だと思いますが。
それともワイヤーよりチェーンが適当だったという事なのでしょうか。
「すいません。以前からあるものなんですが、どこに使われていたのか判りません」
「歴史のある施設だからいろいろあるんでしょうねぇ」
なんのゲートなのかは不明ですが歴史を感じる産業遺物です。

第二閘門から施設全景を眺めたところです。
「毛馬閘門の大川側にはゲート門柱が二つ並んでいますが
あの背の低い方は淀川大堰の予備ゲート格納庫なんです」
「予備ゲート格納庫?」
「はい。今、丁度、大堰の方で使っていますよ。大堰の方もご覧になりますか?」
「え。いいんですか。ありがとうございます〜」
という事で次は淀川大堰を見せていただくことになりました。