定礎式と起工式 その1

2020/1/21 更新


三重県の伊賀市に建設中の川上ダム工事現場にやってきました。


仮排水トンネルの吐口です。
今いるのは旧県道の終端です。
この先は工事現場になるのでここまでしか近づけません。


令和元年12月15日、川上ダムで定礎式が行われると聞いてやってきました。
前日にはリハーサルも行われていたと公式twitterで紹介されていました。


式典会場は工事現場を見下ろす右岸のダム軸付近に設けられた
展望所『WELCOME 川上ダム 観眺台(みてチョーだい)』の
ライブカメラで見ることができました。


『WELCOME 川上ダム 観眺台(みてチョーだい)』です。
式典のこの日、午前中だけ閉められましたが
月曜日から土曜日の8:30〜16:30で解放されていて
工事現場を見ることができます。
日曜祝日年末年始は閉まっています。

『WELCOME 川上ダム 観眺台(みてチョーだい)』という名前は
川上ダムを造る工法、拡張レヤー工法(ELCM)が
welcomeの中に入っている事に気付いた課長さんが名付けたらしいです。

ELCMは水資源機構が開発したコンクリートダム合理化施工で
とにかく早いのが特徴です。

今、重力式ダムの主流になっているRCD工法より早いのです。
単純計算で1.5倍くらい早い。
工期の短縮は物凄いコスト縮減になるのです。
素敵♪

という事で、当日、自分がいる仮排水トンネル横から現場は
全く見えないけれど式典の様子はライブカメラをチェックすれば
音なしですがどう進んでいるかチェックできたのです。


デジイチで会場の人影をじーーっとチェックしていたら
来賓のリボンを胸に付けた方が…
参議院の足立先生と確信。


来賓の皆様、とにかく現場が見たくて好きで好きで仕方がない空気。
写真撮りまくりの様子を300mくらい離れたところから撮ってました。
凄く背の高い方が登場されまして前・水資源機構理事長の甲村様だと確信。


しかし
式典が始まると皆様お席に着いてしまわれるので
見えているところに何の変化も見えません。


なのでライブ映像を見て進行を把握する作戦。
さすがに式次第の文字までは判別できない。

現場のモニターが写っていたので拡大。
なんとなく伊賀市長さんっぽい。
髪型で判断しているだけだけど。

面白いのは式典が粛々と進む中、端のテントで
現場部隊の皆様が進行を見計らって
工事機械の出をスタンバイしているのが見えている事。


どんどん式典が進んで定礎石の埋設地点に投入されるコンクリートが
積載された運搬台車がレールの上を走ってやってきました。


ざぁぁぁぁぁっ!!

バケットに投入されるコンクリート。
これは300m離れていても音が聞こえました。


コンクリートを届けたらいそいそと帰っていくのがとても可愛らしかった。
式典会場からはどんなふうに見えていたのかなと。


バケット動き出しましたー。


定礎記念お祝いプレート撮れた。


真横から見ると会場のどのあたりに吊下げられているのかさっぱりわかりません。


ライブカメラを見ると位置が分かります。


くす玉が割れた瞬間です。


バケットは横に移動。
バイバックが投入されたコンクリートを練り練りして元の位置に帰ってきたところ。

無事に定礎式が終わったようです。


この日の公式twitterの報告です。