川冶ダム 見学 その3

ここで天端の向こうから歩いてくる作業服姿の若いお兄さんを発見しました。

パーキングには私の車しかありません。
視界の端でお兄さんの動きをそれとなくチェックしつつ写真を撮っているうちに
右岸まで来られました。

「おはようございます」 ←御挨拶は先制攻撃が基本ですね
「おはようございます」
「すみません。国土交通省の方ですか?」
「いえ、違いますけど・・何か?」

この微妙な語尾で当たりを直感。

「管理所の方は今日はお越しにならないですね。
ダムカードを集めているんですが何時になったら貰えるのかなと思って・・」
「あ、はい。ダムカードですか。お渡しできますよ」
「え!あ、ありがとうございます」
「管理所に戻りますのでお待ちいただけますか」
「いっ! いやそんなっ 巡回のお仕事の邪魔をするなんてとんでもない
私、今、到着したところなので御堤体の写真を撮りながら
後ほど管理所の方に伺いますので巡視の方を続けてくださいっ」

と、いきなり大変な幸運に遭遇しました。
ダムの神様 ありがとう。


巡視の方は右岸に、私は堤体を愛でつつ左岸に移動。

川冶ダムのクレストゲート室はコンテナ貨物車両のように見えました。
色がまた茶色なので余計にコンテナに見える。
勿論、錆びてこんな色になっているわけではありません。
茶色の防錆塗料なのです。


クレストゲート銘板。
日立製のゲートです。

近いもんね・・・


取水塔です。
水位ゲージが見つけられませんでした。


とことこ歩いて左岸に到着した時には巡視のお兄さんは
すでに管理所に戻っておられました。
足の長さの違いを感じる。

管理所に戻ったお兄さんはすぐにダムカードを持って出てきてくださいました。
ありがとうございます♪
こんな朝早くに突然のお願いにお答えいただいて本当に嬉しかったです。


ダムカードを頂いてカードホルダーに大事にしまい込み
左岸から堤体を見下ろすとこんもりした山に遊歩道と展望台があるのを発見。

管理所に戻りかけていたお兄さんに声をかけて
展望台の方に入らせていただきました。


雨上がりのコンクリート階段を転落しないように気をつけて進みます。