漢那ダム 見学 その7

こちらの建屋の上にもシーサーがいました。
小さく見えますがかなり大きいシーサーです。

そして左岸側は右岸と違って堤体導流壁です。
導流壁につながるカーブが美しいです。
生えてきた蔦もいい感じでデコレーションに一役買っています。
でもこういうのって堤体の監視の邪魔になるからって取っ払われたりしちゃう事が多いんですよね。
どこのダムでももっと緑化してほしいなーと思いますがコンクリートが見えなくなるのは良くない。
程よく緑化って難しいでしょうね。
ただのダムのマニアの我儘でーす。

そしてたどり着きました左岸のフーチング兼階段。
この景観はやっぱりいいですね。
天端バルコニーの曲線が実に“ぐすく”な感じで
そこにつながるフーチングの直線と喧嘩せずに見事におさまっています。

漢那ダムができたのは1993年です。
出来たばかりの頃はこの堤体は真っ白だった事でしょう。
少しずつくすんだ色になってきました。
でもそれがとてもいい味を出しています。
天端から堤体に続くこのカーブのグラデーションはとても美しいです。。
石積みの風合いを出すために化粧コンクリート型枠で表面を加工したという事ですが
市販されているプレキャスト型枠とは全く異なり
とても穏やかで上品な造りになっているためだと思います。

国内初の技術、コンセプトを盛り込んだ漢那ダム。
ダム協会様のダム便覧・漢那ダムの紹介ページにもたくさんの情報があります。
景観設計の導入
ダム事業におけるビオトープの先駆け
近年のハイダムには珍しい魚道整備
沖縄と言う場所だから出された選択
この場所だから出された選択
それはゲートが自由越流式であるという堤体の機能だけではなく
ダムの設備すべてに隅々まで行きとどいた配慮が現場で教えてくれます。
気水域に作られたゲートレスのダム
そこにはたくさんの人が集う公園が作られ
たくさんの人にダムに親しんでもらえる工夫がありました。
素晴らしく魅力的な漢那ダム。
ここも沖縄に来たら是非とも時間に余裕を持って見てほしい素敵なダムでした。