上大須ダム 奥美濃発電所 見学 その8

地下発電所から出てきてこの場所の管理をしている開閉所前に来た時に
気になるものが眼に入りました。


この銀行の金庫のような物凄い扉。
しかもどう見てもここが玄関。
「中部電力株式会社 奥美濃開閉所」という表札が出てます。

「あの〜。これ、玄関ですよね?」
「はい。そうですよ」
「なんでこんなに凄いドアなんですか」
「防水扉なんです」
「どうしてこんなすごい物つけてるんですか?」
「以前、上の沢から土砂崩れが来ましてね…」
「土砂崩れ???」


上大須ダムのgoogle衛星写真 by DamMaps

上大須ダムの左岸、川浦ダムに通じる管理道路の入口にある沢の上流で発生した崩土が
沢に沿って流れ下り上大須ダムのリップラップの縁をかすめて開閉所(管理所)に一直線で到達したらしいのです。

中部電力のHPで2002年7月12日のプレスリリースでその様子が公開されていました。


土砂崩れのあった沢を開閉所前から見たところ。
完全にコース上に開閉所があったわけで不運としか言いようがありません。


上大須ダム天端から土砂が走ったコースを見たところ。
砂防堰堤の主堰堤と副堰堤?
ちょっと距離が離れていますね。


主堰堤です。
このエリアを担当する越美山系砂防事務所がこんなに立派な
透過型砂防堰堤を件の沢に設置してくれました♪
鋼製パイプがぶっとくて、とてもカッコよい砂防堰堤です。

越美山系砂防事務所管内図で調べたところ
この堰堤は内又谷第1砂防えん堤というものだそうです。

「ここまで土砂が到達したのでこの扉に付け替えたんですよ」
「凄い話ですね…」
「発電設備やダムにはダメージはなかったんです」
「それは何よりです♪ やっぱり上(川浦ダム)への道って大変なんですね」
「はい。僕らでも(川浦に)行って仕事をした後、この上のゲートが見えたら
無事に帰りつけた・・・ってホッとする位なので…」
「落石とかも多いんですか」
「かなり大きい物が落ちてますよ」
「携帯の電波も届かないし遭難されたら大変ですね」
「はい。そのために一般の方には通行を遠慮していただいています。
御理解のほどをよろしくお願いたします」

と、こんな事から中部電力の方が川浦ダムを公開禁止にしている理由を知ることができました。


電力会社の方がこだわって作ったこの成形リップラップ。
ごつごつしたロック材が並んでいるのが大好きな方も一見の価値はあるリップラップです。

純揚水発電所で国内でも最大規模の奥美濃発電所。
その下池、上大須ダムは電力会社の方のこだわりが隅々まで行きとどいた
見ごたえのある美しいロックフィルダムでした。

 


おまけ写真

奥美濃発電所見学の日
宿泊した旅館で出た
豪華なあまごづくし夕御飯


凄い幸せ♪
あまご大好きなんです。
塩焼き2匹に甘露煮2匹
全部頭以外しっぽまでいただきました♪

自宅に帰って家族に写真を見せ
自慢していたところ

「おまえはアホか」
「普通は頭を食べてしっぽを残すもんや」
「頭だけ残すなんて川魚の食べ方知らんのか」
とアホにされました。

そうか・・・知らんかったよぅ。