神岳ダム 見学 その2

しばらく川沿いに山道を登っていきます。
川には巨大な砂防堰堤が次々と現れ、その大きさに驚かされます。

このエリアは直轄砂防工事が行われているエリアなのです。


そして川沿いを進むと坂内バイクランドという場所に出てきました。
ここは昔、大規模な土砂災害に襲われたそうです。

そしてその崩壊地を整備して地元と協力し
オフロードバイクを楽しむことができる場所として開放されているのでした。
ナンノ谷さぼう公園としてより坂内バイクランドの方が有名です。
当日は早朝にもかかわらず何台もオフロードライダーが訪れていました。

パーキングの横にあった大きな看板にはエリア地図が描かれています。
この坂内川にはたくさんの砂防ダムが造られています。
その上流部に神岳ダムはあります。


ナンノ谷さぼう公園(坂内バイクランド)を過ぎてすぐ、視界に堤体が現れました。


砂防堰堤と明らかに違うその姿。
神岳ダムです!


到着しました。
堤体直下にお水はありませんが少し離れた所から水が出ています。


ゲートレス化されたクレスト部。
なんと古風なデザインでしょう。

堤高は20mと大きなダムではないですが見ごたえのある堤体です。
天端高欄の意匠が素敵です。

1935年に竣工した神岳ダムです。


車を路肩に止めて天端に急ぎます。
急がなくてもいいんですが。
この時は雨がぱらぱらと降っていました。


天端高欄の親柱。
下流側には「かみのたけばし」
上流側には「神岳橋」とあります。

ダム便覧でこのダムは“かみがたけ”ダムとなっています。
“かみのたけ”と読む場合もあるんでしょうか。