柿原水源地第一貯水池堰堤 見学 その3
天端横までやってきました。
おぉ。
確かに凄い石張り♪
個人的には第二貯水池堰堤の方が好きだがこれはこれで相当美しい。
天端高欄はダム湖側がしっかりと石積みなのに下流側は鉄柵というデザインです。
そしてこれがかなり怖かった。
もう足元すぐ近くまでお水が来ているんです。
満水です。
水没している上流面は見えませんが下流面はこのようにぴしっと石が積み上げられています。
布積みですね。
満水のダム湖。
堤体はお飾りの類は全くなく、質実剛健。
遊びゼロ。
豪奢な造りの芸術作品のような石積・石張りダムをたくさん見てきたので
このあっさりとした造りは逆に凄いインパクトです。
柿原水源地第一貯水池堰堤は昭和5年(1930年)に築堤されました。
堤高 18.0m
堤頂長 50.0m
貯水池容量75000m3
粗石コンクリート造りで、3月着工、11月竣工という凄いスピードで完成したコンパクトな堤体です。
道がなくなっていたというか見分けられなくなっていました。
あまり先に進んでダム湖に落ちるのも怖いのでこの辺りから越流部を撮ってみましたが
全面越流型なので何もないようにしか見えません。
天端に入れないかと扉を押したら少し軋んだ音を立てて静かに開きました。
門には水道局の「水」のマークです。
タイトな天端。
歩けるところは堤頂長の半分もないかもしれません。
谷の幅は50m。
堤体の半分は越流部。