蛙股池 見学 その3


堤高が14mなのか16mなのか17mなのか混乱し困り果てて天端をうろうろしていると
右岸側に何やら説明板のようなものがあるのを見つけました。

設計便覧排水口編
近づいて見ると

何と吃驚!!
こんな凄い説明板だったのです。

特定保水池整備事業
蛙股池ため池洪水調整池

池が3回も出てくる凄い名前。

いや、それはどうでもいいですが
こんなに立派に洪水調整池と書かれているなんて・・・

 蛙股池は、一級河川大池川最上流の位置にあり、面積は8.6haの灌漑用ため池であります。
 この特定保水池整備事業は、大和川流域統合治水対策の一環として、現在有している保水機能をより一層高めること
により治水安全度の向上と、下流河川への流出軽減を図る目的で設置するものであり、池の上流区域で降った雨を一時
的に貯留し、少しずつ下流へ流していく仕組みです。

つまり自然越流式の洪水調節をやりますという事。


堤体はこの図で赤い線で描かれているところが該当するようです。

うーんっ。
難しいぞ。
判定が難しいぞっ。


堤体断面図と貯水池水位。

こここここここ
ここまで書いてくれるんだったら
堤高も書いてよぅ〜
ここまで書いて
なんで堤高を書いてくれないんだよぅ
くーやーしーいー

水位標高は書かれていますがこれだけでは堤高を算出する事はできません。


そしてどう洪水調節を行うかのグラフです。

このグラフの線は自然調節放流の形です。
雨が降りだしたら池にお水が溜まりだし
一定の水位に達するとじわーっと流れ出して
満水位まで戻っていくというのを示しています。


集水域の流入12.3t/sを3.2t/sにカットできるようです。

堤体の右岸にはもう住宅が隣接しています。
洪水吐がありました。
昨日雨が降っていたためかサラサラ流れています。

洪水吐はトンネル式になっていて下流側はちょっと見えませんでした。
立っている場所は道路です。

洪水吐の流入部には段差が作られています。
この低い方から流れ出しそれを上回る量が入ってきたら全面越流になります。