椛川ダム建設現場 見学 その1

2020/8/11 更新

香川県にやってきました。
水城として有名な高松城址・玉藻公園で石垣を愛でつつ
折角、高松に来ているのだからお世話になっている
土木エンジニアの安河内先生にご挨拶をしようと
電話をかけたところ…。

「椛川ダムは行きましたか?」
「いえ、行ってません」
「今どこにいますか」
「玉藻公園ですぅ」
「すぐ行くから待っていなさい」

と、いうやり取りがあり
20分後には安河内先生の車の後を追いかけて
椛川ダム工事現場に向けて車を走らせていました。

安河内先生、機動力高すぎる〜。


そして高松市街地から40分で到着しました。
椛川ダム工事現場、上流インフォメーションセンターのある展望台です。


二台のクローラクレーンが忙しく動いています。
7月には天端レベルまで出来上がる予定とか。

椛川ダムは堤高88.5m、堤頂長265.5mです。

「あああああっ!!可愛いっ!!」

クレーンが吊り下げているのはバイバックです。
コンクリートを練り練りするバイブレータを搭載している
コンクリート打設用建機です。


凄い速さでひゅ〜んと天端に運ばれて行きます。


高い高ーい♪

楽しそうに見えて仕方がない。


あっという間に到着しました。
今から天端でコンクリート打設のようです。


堤体に見慣れない二本の柱が寄り添って立っていて
そこに橋のような架台が接続しています。
これはダンプ直送方式のRCD工法でコンクリートを運搬していたときの侵入路なのだそうです。

練り練りしたコンクリートをダンプトラックの荷台に積んで
打設面までぴゅーっと運んでざーーーっと撒き出すのだそうです。


パンフレットにもその様子が載っています。

よく見られるコンクリートバケットでコンクリートを運搬するのは
椛川ダムでは堤体の上の方だけです。

理由はシンプルに、搬入路が確保できる地形なら
一回の運搬量がバケットより大きいダンプトラックでコンクリートを運んだ方が
最初から最後までバケットでコンクリートを運ぶより効率が良いからです。


堤体がここまで背が高くなりましたのでここから先はバケットでコンクリート運搬です。

現場をズームして見ているとすり鉢状になった設備がありました。


クレーンがコンクリートバケットを吊り下げています。


すり鉢状の荷受けをするスペースにパケットが到着。


すっぽり入ったところです。


そこへバックでダンプトラックが進んできました。
かなりの速さです。


バケットの上に荷台の端が到達したら停車。


ざあぁぁぁっ!!
と、バケットにコンクリートを投入。


あっという間に離れていくダンプと素早く空中に飛び出すバケット。

すごいすごい 速い速いっ!!