JCOLD訪問 その2


本日の目的地、日本大ダム会議(JCOLD)様です。
ICOLD2012Kyotoでとてもお世話になりましたし
以前から一度は来てご挨拶をと思っていたのです。


ドアを開けると受付のところに素敵な枡がこんなに積んでありました。
ICOLD2012Kyotoの枡もありますね♪素敵。


そしてやっぱりこれが見ていて幸せ。
ホントにこの会議に参加させていただいて幸せでした。
たくさん勉強できたし、今でも私の事(風体)を覚えていてくださる
海外のエンジニアの方がいらっしゃることを先日のSBT-WSで確認できたし。
ホントに大ダム会議様とダム協会様のおかげなのです。


しかし今日はただのあいさつ回りではない。
今日は大ダム会議様が保有している図書の閲覧を申し込んでいるのです。

通常会員でないと非公開ですがダム協会認定ダムマイスター(一般)であるという事と
ダム協会様からの身元保証をして頂き、書架の本を見せて頂けることになりました。

ありがとうごさいます。


国内の土木関係の図書だったら土木学会図書館が最強で
国立国会図書館と砂防図書館などでも色々なダム資料が見られますが
今回は海外のダム事例の調査なので大ダム会議様の所蔵図書に目をつけました。


こちらは英国のダムを紹介する本ですね。英国大ダム会議の発行。


紹介されているアースダムのひとつ。Holmer Farm Dam。
いやー、アースダムで堤体のど真ん中にグローリーホールとトンネルの余水吐とか
すごいな。
1970年竣工らしいです。
天端は片側2車線の自動車専用道路っぽい。
テルフォード市の4kmくらい南にあるダムです。


いや最近のアースダムを調べたいわけじゃなくて
英国で古典的な奴を調べたいのですが。
ということで次から次へと本を漁ってこんな図を発見しました。
1860年頃に造られたアースダムの断面図。
多分こういうのが1900年頃の英国の標準設計に近いかな。


次のお題はバットレス。
1777年竣工のフランスのバットレスダムです。
そこそこの厚さがある垂直の壁に扶壁つけただけのシンプル構造。


こちらはメキシコのバットレスダム。
遮水出来る壁に支えの壁をくっつけるデザインはほんとに古くからあったようです。