岩井川ダム 見学 その1

2021/9/21 更新

奈良盆地の端にある岩井川ダムは平成の半ばごろに着工した
治水を主目的に造られた重力式ダムです。


堤体がほぼ完成した頃の岩井川ダムです。


試験湛水を始めるかどうかという頃で
出来立てほやほやの堤体に貯水位はこのくらい。


天端はフェンスでまだ入ることはできませんでした。


岩井川ダムの堤体は右岸側でぎゅっと曲がっています。
なのでこの部分だけ見ると下流側に凸なので不思議な感じ。


天端高欄も据え付けられたばかりで真っ白ぴかぴかです。


貯水池の様子です。
写真右下に見えているのが仮締切です。


工事期間は平成14年12月19日から平成19年3月26日。
岩井川治水ダムとなっています。


直下で川が直角に曲がっていて
減勢池の先にスリットの入った堰堤があったりします。
一見、砂防堰堤ですが断面を見る限り、砂防堰堤っぽくない。
かといって貯水ダムの断面にしては薄すぎる。
謎構造物。


フェンスの網目の間から撮った堤体です。
真っ白。

◆ ◆

この岩井川ダムですが
大阪から車で奈良に向かって走ると
晴れていれば一瞬見えるので
昼間に通るたび、今日は見えるかなと
気にしているダムでもありました。


大阪から奈良に抜けている第二阪奈道路。
ここで料金所のすぐ東側にある榁の木トンネルを抜けて
盆地に向かって一気に下る最初のカーブで盆地の向こうの山に
一瞬、白い物が見えるのです。

位置から考えて間違いなく岩井川ダム。
ただ、奈良盆地の端と端で距離は直線で約12kmも離れています。

安威川ダムとあべのハルカスで
片方から見えるならもう片方からも見えるはずのネタで確認してきたので
約24km離れている安威川ダムとあべのハルカスで出来るなら
岩井川ダムからも第二阪奈の榁の木トンネルからの下りカーブが見えるはず♪
確かめに行ってきました。