岩淵水門 見学 その1

2015/9/22 更新


しとしと雨が降る中、また帝都にやってきました。
仕事で。
そしてお財布がほぼからっぽだったのでATMに行こうと
東京駅横のKITTEに行ったら大きなクマがいた。


東京駅から徒歩で行ける目的地だったのでてくてく歩く。
一ツ橋通過。

仕事が一段落したところでお昼ご飯をどこで食べようかと向かったのが気象庁。
受付で今回は入庁用紙に記名して入庁目的を飲食と購買にする。


気象庁の食堂に到達。


話には聞いてたがメガ盛りにもほどがある。
こんなの絶対食べ切れない。
見てて震えが走るほどのメガ盛りのサンプルが並んでいます。


日替わりも量が多そうだし・・・
ご飯半分ってお願いしたらこれなら食べ切れるかも
と決めたのが今週のカレー。


注文の時にご飯半分少なめでお願いしますっと伝えて
プレート持って待っていたら小鉢を一つ選んでください♪と言われて
大喜びでお野菜の小鉢をいただく。
さらにお味噌汁まで付いた。
メインのマレーシアカレーはご飯の上にキャベツ盛りでお野菜大目でほっとする。
はれるんに座ってもらって一緒にいただきます。


仕事終わったのでまた徒歩で東京駅に向かいます。
本日のお宿は京浜東北線の赤羽駅の近く。
翌日の岩淵水門見学に備えて赤羽に宿をとったのです。


ホテルに荷物を置いて向かったのは焼鳥屋さん。
帝都に行くからみんなでダム話したいよーと声をかけたら
ダム仲間とお世話になっているダムの専門家の方がたくさん集まってくださった。


いっただきまーす♪はれるんも一緒だよ〜。


とりあえず始まったのは先日のT1518による降雨の際の鬼怒川上流4ダムの活躍についての話。
「平成27 年9 月関東・東北豪雨」と命名されました。

ダム本体は無事とはいえそこに行くまでの道がとんでもないことになっているし
道の駅の横が土砂崩れだったり
上流の被害もすごかった。

破堤による浸水被害があまりにも広範で悲しすぎて注目がそちらに集まっているけれど
被害はすごい広域でこの凶悪な雨域の下でまんべんなく起きていたのです。

湯西川のゲートレスの洪水調節を語ってくれる美しいハイドロもすごいけど
川俣のピークカット後の後期放流全閉は
T6524の天ケ瀬やT0423の早明浦のハイドロと肩を並べられるくらいの大技!!
五十里の後期放流の低減もすごいし
川治は激烈な二山ピークをよくぞ一定量のピークカットでこらえてくれたと
資料を見ていてじわっとくる。

でも上流ダム群がこれだけ頑張って
貯められる容量の全て使ってでもと戦っていたのに
鬼怒川の流域の上にかかり続けた雨域は凶悪すぎました。
残流域の大量の降雨は容赦なく川に流れ込み
溢流と破堤が起きてしまいました。

なぜ日本は100年確率、200年確率の洪水を対象にダムを計画するのか
ICOLDの各国で採用されているPMP(可能最大降水量)がなぜ採用されないのか
日本の横に雨の無限の供給源となる太平洋があるから採用できないのです。
今回の降雨はまさにそれを見せつけるかのように
同じ場所に大量の降雨をもたらし続けました。

今回は大雨特別警報が出ましたが
特別警報が出る前からニュースで
「50年に一度の大雨」という言葉が出ていたことについて
いつものように豪雨災害について不勉強な人がwebで
予測されていたのならダム操作で対策を取るべきだったというような趣旨のことを
アピールされていたそうです。
ほんとに毎度毎度結果だけ見てこういう感想持つ人が
TVレポーター、新聞記者も含めて多いことに呆れるばかり。

 → 「平成27 年9 月関東・東北豪雨」におけるダムの効果について関東地方整備局の発表

災害についてろくに勉強もせずwebで適当に記事検索して
手抜きで文章を作ることに慣れている人っているんですよね。
災害だけに限りませんが。
それでいっぱしのライター名乗るとか・・・。

気象庁の売店で購入できる「気象庁ガイドブック2015」読んだらいいのに。
過去の災害事例もちゃんと載ってるし。
500円だし。


ダム設計の対象洪水についての話題になってきたころに
日本酒のんだー。
出羽桜ー。


勢いでこんな変わったのも飲んだ〜。
あははは。
富山で飲んだ磯自慢と勝駒のほうが好きだ〜。
日本酒難しくてよくわかんないけどぉぉ。