天川ダム 見学 その4
と、すでに何のレポートだという
脱線しすぎにもほどがある饗庭野演習場の様子をまず書いてみました。
地図で見てもわかりますが非常に広大な演習場です。
地形図で見るとよくわかりますがここは台地になって市街地からぐっと高い場所にあるのです。
明治時代に旧陸軍省が使用をはじめたという歴史のある演習場です。
戦車の演習地ですので、森林ではなく裸地が多いのです。
そのため大雨が降るとこの演習地を流域としている天川には
急激に水位上昇が起きやすい状況がありました。
その為、防衛省が演習地内に治水目的のダムを建設することになったのだそうです。
ダムの管理は滋賀県が委託されていて高島土木事務所がやっています。
しかし実弾演習もある演習地内。
普通のダムのように近づくことは自由にはできません。
管理しておられる滋賀県の方であっても自由に立ち入ることはできません。
なので冒頭に紹介したように天川ダムは高島土木事務所から遠隔管理されているのです。

ということでダム見学のためには今津駐屯地と高島土木事務所の
両方のご都合をうかがってお願いすることが必要でした。
手続きも難しく、ダム仲間が今までご相談したこともあったのですが
実現しておりませんでした。
気合いと愛で見学会を交渉してくださったピンクうさぎ様はすごいですね。
基地内からどんどん山の上にあがってくると数日前の雪がたっぷり残っておりました。

天端を渡ってまずは管理所のある右岸に移動です。
ダム湖貯水位はオリフィスの高さです。

ダム湖は小さいです。
治水目的ですし普段から水位はこのくらいでしょう。

周辺は緑で覆われているようにみえます。
しかし広大な演習地にはここから見ることができない裸地がたくさんあるのです。

と、周辺を見ていたら他の見学者の方々がいきなり繋船設備のインクラインを降りて
ダム湖にお近づきになっていてびっくりしました。
降りたら登らなきゃいけないのにー
体力に自信があっていいなぁぁ。
と、膝に爆弾を抱えている自分はぐっと我慢。

天端幅は乗用車なら余裕で通れるくらいの広さです。
中央のクレストゲートの上になる部分にだけ雪が残っていますね。
下が空間だから冷えるんですね。

右岸から見たところ。
スタンダードな“自治体型”(ダムサイト・萩原様命名)
ゲートレスの重力式です。

下流側には同流壁がすっくと立っています。
今はオリフィスからサラサラ越流中。

フーチングの階段から下流におろしていただきました。
直下から眺められるとは予想していなかったので
ここでは膝のことも考えずに勇んで階段降りる。