井川五郎ダム 見学 その16


堤体の下では桜が紅葉し始めていました。
11月になれば紅葉を目指してたくさんの観光客が訪れます。
大井川鉄道・南アルプスあぷとラインが一番忙しくなる時期は紅葉の秋です。
鉄道の終着駅、そこに降り立てばこんなにカッコ良い堤体がお出迎えしてくれるのです。
 


私のような堤体マニアにはダム自体が主役な訳ですが
会社にとってはこの発電所が主役なんですね。


クレストゲートはこの感じからするとテンターっぽいのですが
上に羽がついていて可変式(違)いやいや
上だけが動く可動式ラジアルゲートです。


カッコよい取水塔です。
このコンクリートのブロック積みに見えてしまうようなごつごつした感じが貫禄です。
 


「あの堤体に開いている丸いのは採光窓なんですよね?」
「あれは換気孔ですよ。堤体の中に多くの空気があって膨張対策として
中空式に必須のものです。」

なーんと!
採光窓だと信じておりました。

帰り道に又撮影してしまいました。
とにかくこのダムの中の階段に惚れて惚れて
無理なお願いをしてしまったのです。

名残惜しいです。

 


井川五郎ダム

大井川の上流にある発電堤体。
その電気は国土の復興を支え高度経済成長をもたらしました。
その堤体は日本の土木技術の粋で創られました。

その堤体は神殿のように峡谷にそびえています。
その内部には礼拝所にも似た神秘的な空間があります。

コンクリートの美をここまで潜めた堤体は他には数少ない事でしょう。
ダムが好きな方だけでなく観光に訪れた方にも是非見ていただきたいダムです。
この風格と貫禄はこの渓谷の紅葉にも負けない素晴らしい風景です。
ダムはここにその姿を現して46回目の秋を迎えました。
工事の時には土埃が舞って赤茶けた山肌が見えていたかもしれない周辺も
こんなに素晴らしい緑に覆われました。

ダムは自然と調和し
ダムはその働きを今日も続けています。

大井川を観光で訪れる時には是非その姿を見てあげてください。
この重厚な姿を愛でてやって欲しいと思います。

 

最後に突然の申し込みにお応えくださった中部電力の方々に心よりお礼申し上げます。