一の井手ダム 見学 その4


足元に注意しながら近づきます。
手前が水路です。
転落前科一犯なので落っこちないように注意しています。


堤体との接続はかなり大きな切石で谷積みです。
越流部は直線。


越流部は貯水池側は一段、水路側には見える限りでは3段以上の
大きな段が設けられています。すべて御影石でした。

堤体につけられていた階段と同じくとにかく部材の石がでっかい。
御影石産地ならではの贅沢さでしょうか。


右岸側をじりじり移動するとこんなビューポイントが。
堤体のもこもこ。
そしてこちらにも桜。
これは春にきれいな姿をぜひとも撮ってほしいですね。


そして洪水吐き水路を追いかけていくと…。


何とこんなに大きな段々でカスケードが作られていたのです。
岸谷貯水池のカスケードのような豪華さ。
これは凄い。
滅多に働くことはないでしょうけど凄い!!


岸谷貯水池のカスケードに比べるとコンパクトで幅が狭い。
そのせいで一つずつの段が大きく見えているんですね。

岸谷貯水池のカスケードはでっかすぎるくらいなので
別にこちらが作りが小さいということではないですよ。


そして水路の終端は吐水槽へ。
ここでいったん貯留してからすぐ傍を流れる川へと出ていく仕組みです。


敷地内を一周させてもらって直下に戻ってきました。


一の井手ダムは下流面にもこもこツツジがいっぱいということで
津市水道局の片田ダムとの共通点をいろいろ探しましたが
ツツジ以外はあまり似ていませんでした。

海軍さんの水源地ということで
舞鶴鎮守府の岸谷貯水池と似たところがあるかなーと思っていたら
見事に洪水吐水路の段がお揃いでした。

水道局様のダムらしくとてもきれいにお手入れされていて
公園のようにきれいなダムでした。

見学は周南市上下水道局様に電話ででも申し込みをすれば
相談に乗っていただけます。
当然平日だけですが、桜の花のころ、ツツジの花の頃に
ぜひ美しい姿を記録してほしいと感じた一の井手ダムでした。

周南市上下水道局様
見学させていただきありがとうございました。