揖斐川電力の水力発電施設めぐり その2


そして続いて神岳ダムに向かいます。
イビデン川上発電所の近くにあった工事事務所。
ここに昨年から始められている神岳ダム改修工事の説明板。
メインは神岳ダムから川上発電所までのトンネル導水トンネルの改修工事なのですが
堤体にも改修が入りました。

この完成予想図ではなんだか風格漂う神岳ダムが別の物になっちゃったかのよう。
ここまで凄いことになっていない事を祈ります。


そしてナンノ谷砂防公園を過ぎて水が途切れた河の横をずっと登ってきました。


神岳ダムに到着です。

まだ工事をしているかなと思っていたのですが
堤体の工事はすっかり終わって工事があったという気配すらなく
ゲートピア表面のコンクリートを綺麗にしてもらって
天端の塗装も新しくしてもらって
ぴっかぴかの神岳ダムになっていました。

うわわわわ。


そして抜水していたダム湖には満々と美しい水が湛えられていました。
あららら。
工事の様子も写真に撮っておこうと思っていたのですが
冬の間に完全に終わってしまっていました。
残念無念。

工事の時にたくさんの方が通られたらしい歩ける幅の道らしきものが
堤体下流にあったのでもそもそと降りていきます。


ほぼ足元あたりから見た神岳ダム。

ここから見ると右岸の一番端っこのゲートからエプロンに続く
曲線が凄くセクシーな事に気付きました。
なんとも言えない艶めかしいカーブです。

石徹白ダムの左岸にもこのセクシーポイントあるんですよね。
これってコンクリートマニアにはホントにくらくら来るポイントなんです。


クレストゲート越しに空を見上げました。
もう少し来るのが早かったら堤体周辺を山吹の花が彩っていたようです。

堤体の改修工事は最小限にとどめられ
元々の形を崩すことなく美しくなった神岳ダム。

こんなところにもイビデンさんの心意気を感じます。
古い物でも大切に大切に扱ってくださっていることが嬉しい♪