豊稔池 見学 その


写真中央左に減勢工の上にかかる飛び石のような通路が見えています。
あそこから堤体を見ると真正面です。
堤体下流の右岸は公園になっていました。


これは構造を示した図です。
利水放流口は堤体側面から放水しますが、サイホン型洪水吐きは
満水になったら勝手に流れだして堤体越流と崩壊を防ぐという
素晴らしい構造。先人の知恵ですねぇ。


天端の右岸には巨大な石碑がありました。
ここまでゴージャスなものを作ろうという気もちになるくらい
地元の人に必要とされ、愛されてきた大事な大事な貯水池なのですね。


遊歩道の横には色の変わってしまった旧施設の名残があります。
これは火薬庫跡。トイレではありません。

 
ぽつんぽつんとレトロなものも展示されています。

四国は昔から水不足と戦ってきた土地です。
満濃池しかり、この豊稔池しかり。
人が長い年月をかけてゆっくりゆっくり確実に作ってきた堤体は
技術の向上で工期が短くしかも巨大になった現代の建造物には
ない魅力があります。

永い月日の間に渇水の年も大水が出た年もあった事でしょう。
ゆっくり長い年月をかけて作るという事はいろいろなことを考えながら
作るという事でもあります。

数年前はこんな風だったけど今年はこうだね...
この間のような大雨が又来たら困るからここをこうしたらいいかな..

人々の長い間に培われた知恵と技術が結集された建造物は
長くその働きを保ちます。
豊稔池は大事にされ、観光資源としても活躍しているとても素敵な
場所でした。 ただ、鯉のぼりには反対です(笑)