本宮砂防堰堤 見学 その1

2009/6/29 更新

常願寺川添いをどんどん上流に上って行くと
何箇所かで橋が架かっていて両岸を行き来できるのですが
一番眺望が美しく、橋上駐停車禁止は解っていても
思わず停車して風景に見とれてしまいそうになる橋があります。

芳見橋という橋です。
この橋を渡ると北陸電力・常願寺電力部のある小見の交差点に到着するので
よく使う橋なのですが・・・


橋の中ほどから常願寺川と立山連峰が見渡せるのです。
そして風景の中央に位置するのが本宮砂防堰堤です。

立山カルデラには堤高日本一の白岩砂防堰堤があります。
そしてこの本宮砂防堰堤も貯砂量500万m3という日本一の記録を持つ砂防堰堤です。

本宮砂防堰堤の周辺は美しく整備されています。
パーキングスペースもあるので立ち寄りやすい環境になっています。


川の横まで車で移動してきました。
パーキングに車を止めます。

お手入れされた芝生の向こうに堰堤です。


水位観測所があります。
今はとても美しい姿ですがここは常願寺川。
一雨降れば“川の中から火が出る”という表現をされるほどに
土石が押し寄せる暴れ川です。


対岸に架かる橋があります。
形が特徴的なコンクリート吊り橋です。
ただ、この橋は通行止めになっていました。


この本宮砂防堰堤周辺は
『常願寺川 水辺の学校』という親水施設になっているようです。


両岸をつなぐコンクリート吊り橋には『心のかけはし』という名前が付いています。
川をはさんで右岸に立山芦峅小学校、左岸に小見小学校があります。
この小学校間で行き来ができるようにという事で設置されたようなのですが・・・

どうも橋以上に上の図で管理用道路と書かれている道路が
急勾配すぎて危険なので通行止めにしているような・・・
せっかく作ったのに勿体ない。

でも道路自体は崩落したり欠損したりしているわけではなく
しっかり生きているのですから
橋が架かっているという事はいざという時にも役に立つと思うので
良いことだと思います。