一庫ダム & 建設技術2007 レポート その5

一庫ダム管理所の方に嬉しいお話を頂いた後もまだまだ展示見学は続きます。


国土交通省のブースで凄いと思ったのがこれ。
地元奈良県佐保川での土嚢による水防作業。
現場写真付き。

佐保川流域では昭和57年水害で住宅地の冠水がありました。
稗田環濠集落という場所の北側での事です。

昔からここに住んでいた方は古来、伝わる技術で元々作ってある受堤防という場所の隙間に
雨が降りだしたら速やかに土嚢を積んで自分たちの住居を守ることにしていました。
その役割も方法もきちんと決められていてこの時も迅速に対応したそうです。

しかし周辺にできた新興住宅の方にはそんな技術はありません。
環濠集落の北側の低い土地は堤防の外になり浸水が始まります。

水害が起きた時に対策をとって住居を守る古くからお住まいの人々に対して
新興住宅に住む人たちがクレームをつけて騒ぎになったと当時の新聞に書いてありました。

古くからお住まいの人たちは
「聖徳太子の時代からのしきたり。
あんなに水のつく(水に浸かる)所に家を建てることがおかしい」
と仰っていたそうです。

水没しやすい場所
土砂崩れの危険性がある場所
不動産業者はそんな事をお客さんに教えずに家を建てて売ります。

土地を扱う法律がザルだからいけないんですという声をあちこちで聞きました。

このイベントに来ていた地形データを扱う会社のブースのでもその話題が出ました。
しかし吃驚するのは大手ゼネコンでも最近までこういう危険区域に対する
認識が必ずしもしっかりしておらず、お客さんに都合の悪いことを黙って
家を売ったりしていたわけでなく、全然知りもしなかったという事例があるらしい
という事も耳にして吃驚しました。

不動産を扱う業種の方はプロとしてしっかり防災について学んでほしいところです。


凄いカッコいいぞ。土嚢造成専門車両。
動く工場だ〜。
スペックは400体/h
一時間に400個も土嚢を作っちゃうんですよ。
凄いや凄いや〜。

自衛隊の方とか防災業務を普段から訓練している方の土嚢作成速度の速さ凄さは
実際に目にして感動したことがありますがこれは何人分の作業に相当するんでしょう。
TVの番組とかで勝負してほしいな。PRの為に。


平日だったので人出はこんな感じ。
週末はもっと人が来るでしょう。


会場でのクイズラリー。

いくらなんでもこれは・・・

子供向けですよね。
でも展示内容はかなり専門家向けですよ。
お子様連れで来るお客さん対策なのかなぁ。

折角なんですから
 A:アーチ橋
 B:PC斜張橋
 C:エクストラドース橋
 D:桁橋
 E:吊橋
位のひねりはほしいところです。


スカイガード君のカメラがこちらを向いているので
モニターに自分の立っているあたりが映されていました。

災害対策車両展示も見てきました。
土嚢車、無かったなぁ。
あったら車体情報見るのに。


展示場の端っこで見つけた防災グッズ。
サクマドロップこんなの出してます!
ひとつ購入。


災害時に色々使えるよ説明イラスト付き手ぬぐい。

買わなかったのを今頃後悔してます。
かなり気になったアイテムだったんですけどね。


という事で日も暮れてきたインテックスから帰ります。

楽しいイベントでした。