日野川ダム 見学 その2
天端を渡って行きます。
正面の少し高い所にあるのは管理所です。
天端から貯水池を見たところです。
残念なことにそこそこの雨が降り続く中の写真なので。
お天気よい日ならとても綺麗なんだろうなーと思いつつ撮っていました。
貯水池側です。
波浪による法面の崩壊を防ぐためにコンクリート法枠工が施されています。
鉄筋コンクリート製の法枠であるとのことです。
貯水池側の法面勾配は1;2.5。
先ほどの脇ダムより立っています。
下流側は草がうっすら生えている状態ですが張り芝ではありません。
自然な草です。
降雨による法面の流出を防ぐために芝を貼るのは良くありますが
あえてそれはしないで空石積みで仕上げたとの事です。
全然、浸食されていなくて綺麗な法面です。
こちらの法面勾配は1:2.0とさらに立っています。
管理所ではダムカード配布もしているようです。
この訪問時は宿直の方に出会えずカードは未入手です。
管理所のある所からぐっと下がった場所に洪水吐ゲート部がありました。
成程。鞍部らしい鞍部。
良い配置ですね。
ローラーゲートがニ門並んでいます。
減勢工にはバッフルピア。
そしてばしゃばしゃ良い水音が。
ローラーゲートにちっちゃいゲートが付いているのです。
子ゲート内蔵ローラーゲート。
ピアを見るとちっちゃいゲートに合わせたみたいに
今まで見た中で一番小さい可愛いプレートが。
『放流用内蔵ゲート(1号)』と書かれています。
1991年とありますので更新されているようです。
しゅぱぱぱぱっと出ているのがかわいいです。
せっかく貯水池を一周できる散策路が整備されているのですから
回らないと損な気がして来た道を戻らずに進みます。
グラベルフィルの本堤体上流面が網場の向こうに見えています。
散策路は少しアップダウンはありますがほんとに綺麗で
水辺と木々で素敵なお散歩道。
貯水池の散策路を約2.6km歩くと一周して元の駐車場まで戻れました。
お天気が悪かったのが残念でしたが
貯水池を一周して、とても奇麗に整備された公園ダムだなと思いました。
施工例は国内ではここしかないグラベルフィルダム。
他のフィルダムに比べてすごく変わっているとか
見るからに違っているとかはないですが
このダムの売りは素敵な散策路と親水空間だと思います。
滋賀県のダム巡りでぜひ訪れてほしい日野川ダムと日野川脇ダムでした。