羽地ダム 見学 その4


続いて右岸に移動です。
ここにはキャンピングカーとかお客さんが多かったですね。


いきなりトンネルに入ります。


連れて行って頂いたのはゲート室。
羽地ダムはクレストは自由越流式のゲートレスで
非常用放流設備として保有しているのはラジアルゲートです。


これがそのゲートスペック。

国内初採用の引っ張りラジアルゲートです。


梯子を下りて引っ張りラジアルゲートの真横にやってまいりました。
うわわわ。
い、いいのかな。
こんなに真横でおさわりできる♪

ちなみに羽地ダムは2基の引っ張りラジアルゲートを持っていてこれは非常用の大きい方。
小さい方はこの1/3サイズ。


羽地ダムの最新設備
引っ張りラジアルゲートの扉体です。

TTRG-proto 羽地モデル と勝手に呼びます。

苫田ダムや灰塚ダムで採用されているタイプとは形が違います。
苫田と灰塚の場合は扉体が1枚でシリンダーが付いています。

羽地ダムのゲートは扉体が上と下にそれぞれ
鳥のくちばしのように開いて放流するタイプです。


で、ゲートがぱかっと口を開いたらこのトンネルをお水がどばーっと流れていきます。


TTRG-proto 羽地モデル 真向き。


TTRG-proto 羽地モデル 側面

側面のガイドワイヤーも鋼材の厚さもとにかくカッコいいです。

「MS-09のようなかっこよさだ〜」
と、漏らした時に、案内してくださった支所長様が
背後でクスッと笑っておられたように思ったのは
私の気のせいでしょうか。


で、このTTRG-proto 羽地モデルが放流するとそのお水はここに出てきます。
副ダムの下の減勢工にぱちゃぱちゃ流れ出ているのは河川維持用水。
副ダムのほほ真上に水流が飛ぶことになりそうですね。


多分このあたりにぶち当たるんでしょうね。
ここだけカビの付き方が違う減勢工左岸側の壁です。