羽地ダム 見学 その1

2009/3/30 更新

沖縄初日の夕暮れ、漢那ダム見学を済ませた後は
お宿に向かって車を走らせます。


お宿は名護市のはずれにあるホテルです。
海沿いの道をテトラポッドや夕陽を見ながら走ります。


日が暮れたころにホテルに到着。
最上階の部屋から中庭を除いたところ。
沖縄な感じのホテルだな〜と思いました。
海が目の前ですし。

ホテルのレストランでご飯を食べた後
ラウンジに置いてあった本棚を物色しました。
申し出ると貸し出してもらえるという事で
1冊借りたのは地元の情報誌。


これが借りた「Urma うるま」という雑誌です。
2003年6月号。

何でこれを借りたかというと
この号の特集が台風だったからです。


沖縄の台風っていったいどんなに凄いんだろうと記事を読みます。

しかし
悲惨な台風被害なのに
ライターの方が実に明るく書いておられるのに
とても吃驚しました。

というのはこの号の特集の意図は
「台風は沖縄に来るものなんだから台風をよく知って付き合おう」
というコンセプト

こ、これって凄い発想(汗)。



しかし沖縄の地に凄まじい被害を出した台風の事もきっちり記事として押さえてあります。
非常に貴重な内容。


その記事の中で取り上げられていた国内観測史上最強台風“コラ”。
なんと最大瞬間風速85.3m/sが宮古島で観測されたとか。

最大瞬間風速85.3m/sって・・・
怖い…怖すぎる。
こ、こんな台風来たら都市が壊滅するよぅ〜。

風雨による直接的打撃もすさまじいですが
高潮と重なったり海水がまきあげられたりすると
農作物にもろに塩をかぶる被害が出て
物凄いことになるそうです。

そして沖縄と言うと台風が来る=降水量が多い
というイメージがありますが
全く逆で万年渇水。
日本一降水量が多いのは奈良県の大台ケ原です。
本州、紀伊半島です。

名護市に来るまでに眺めていた風景では
住宅の屋根の上には丸い水のタンクが当たり前のように乗っていました。
北海道で庭先に必ず灯油のタンクが置いてあるのと同じです。

こんな過酷な島国ならではの工夫の色々が明るく元気に書かれていた記事でした。

勉強になりましたがそれより何より驚きの方がすごかった。


ホテルでゆっくり眠った翌日
沖縄2日目は見事に天気予報通りに雨でした。
しかも凄く風が強い。

ラウンジで聞いたところによると海は波の高さが7mにも達しているとの事。
西表島に行ったときと同じです。
どうも私は沖縄方面に嫌われている様子。

負けていられるかと晴れ晴れ踊りを車内で踊りつつ
向かったのは羽地ダムです。


ナビに連れられてやってきました羽地ダム管理支所前。
ダムサイトには名護市が管理するというグラウンドが。

羽地ダムは森と湖に親しむ旬間等で地域の方にとても親しまれている大人気のダムです。
鯉のぼりを沢山立ててくれるのが有名です。
鯉流しではなくちゃんと柱を立てて鯉のぼりにしてくれるのがとても素敵だと思います。


雨なのでとにかく管理所へ。
堤体の写真もそこそこに管理所に向かいます。

ああ、真っ白な堤体が
成形リップラップが
じっくり愛でたいのに飛ばされそうだよぅ〜。