蓮ダム見学 その2


栃谷地内に入りました。のどかで綺麗な風景...のはずなのに...。

人家の横というのに 猿 猿 猿 !!
吃驚して車を停めるとわらわらと猿.が走って逃げていきました。
目の前の梅の木にも親子猿がしがみついています。
上の写真の範囲だけで7匹いました。

紀伊半島に野生の猿が大繁殖して被害甚大とは聞いていましたが
それはもっと南と思っていただけに吃驚です。
これは被害も危害も色々あるのではと心配してしまいました。


猿を轢いたら大変だと気にかけながら峠道を進みます。
人家もまばらな深山です。蓮ダム建設のときに水没した集落があるのか
ないのか、通っているだけでは気配は感じませんでした。

蓮峡といわれるダム源流を一周して堤体に到着です。
トンネルを抜けるとそこには天端がありました。


天端の上を通り過ぎて反対側にきました。
質実剛健な外観です。名前は女性的なのに(笑)。


副放流設備の下の減勢工とその横にある発電施設です。
後でこの下に降りられるのかな...と、覗き込みます。
減勢工はダムから、どぉぉぉぉぉっと流れ出した水の勢いを弱めて
下流に流す為のものです。


堤体高78m。同じ旧建設省が作った猿谷ダムと同じくらいの高さです。
でも全体の大きさは圧倒的に違います。


天端の長さは280m。幅は6m。
比奈知ダムに比べれば狭く見えますが充分広いです。