蓮ダム見学 その1

2002/10/22 更新

ダムについて調べている時に、ふと疑問が頭を掠めました。

何でこっちのダムは建設省が管理しているのにこっちは水資源開発公団?
何でこのダムは関西電力が管理しているのにこっちは市町村の管理?

同じ水系にあっても管理母体がいろいろ違うのです。

ダムってどういう風に建設を決めているんだろう?
作りたいと申請したら一般企業でも作れるものなのかな?

これは詳しく説明を受けられる所にいかねばなりません。

白羽の矢が立ったのが三重県の山中に10年前に出来た『蓮ダム』でした。
国土交通省の管理です。堤体内の見学も受け付けてくれているダムです。
監査廊に入れる♪ 説明も受けられる♪ 名前がかっこいい♪

早速電話をかけてみました。

「すいません。ダムの見学を受け付けておられると聞いたのですが。」
「はい。平日の朝九時から夕方の三時半までの間でご案内させて頂いています。」
「見学申し込みはどのくらい前にさせていただいたら良いんですか?」
「前日で結構ですよ。」
「ありがとぉございますぅ。」


休みの前日に電話を入れ、朝早くから家を飛び出しました。
蓮ダムがあるのは三重県の秘境・奥香肌峡です。
建設当時から何度かツーリングで傍を通った事がありました。
国道166号をルンルン進みます。


国道166号沿いで枝垂桜発見。桜の季節です。
ハクモクレンもいっぱい咲いていました。木蓮は木に灯火が点いているような
咲き方をします。大好きです。

蓮ダムは「はちすだむ」と読みます。私は最初、「れんだむ」と読みました。
いくらなんでも無茶だなと思い「はすだむ」と読み替えましたが語呂が悪いです。
現地で聞くと、「はちすだむ」だったのです。語呂も良い。芸名みたいです(笑)

蓮ダムには源流に近いほうから入る道と堤体側から入る道がありました。
源流から回ってみたくて「栃谷」地区回りで進みます。


栃谷に向かう途中から少し離れた川筋に古い橋と見事な桜がありました。


街中に多いソメイヨシノではありません。凄く綺麗な桜でしたが100種類以上ある
という桜のことですから、種類まではわかりませんでした。