五本松ダム 見学 その2


ハイキングルートにはたくさん人がいるだろうと思ったのですが
堤体へのルートは枝道なので登ってくる人はちっともいらっしゃいません。
メインのハイキングルートはダム湖周辺を歩くからです。


転げ落ちそうになりつつも堤体に少しずつお近づきに。
もうすぐ、もうすぐ堤体...。


工事のバリケードばかりが目立つダム湖の横までやってきました。
工事の概要を示す看板が立っています。
堤体の上流面にコンクリートを打設することになっています。


堤体が見えるとやっぱり走ってしまうのです。
ハイキングの人たちが吃驚する中、堤体上流面を御拝謁♪


パノラマにするとこんな感じです。
見事に水が抜けてすっからかんです。

布引貯水池の貯水量は417,430立方メートル。
現在のダムの規模から考えれば決して大きい方では在りません。
昭和17年から人口の増加で神戸も淀川からの上水で水道を維持するようになりました。

堤体の底に水が染み込んで決壊した海外のダム事故事例を参考に
小さい孔をあけた鉄管を150本以上堤体内に設置する事で回避するという
当時の最新技術が隠されているそうなのですが、その部分は
今は足場の下で見えそうにありません。

工事が終わったらまた頑張れる素晴らしい堤体です。