二津野ダム 見学 その2


扉体の下から放流しています。
ゲートについているこの放流口の名前を知らないのですが
発電ダムでよく見かけます。


右岸天端のダム銘碑。
でんぱつの藤井総裁の直筆です。
各地のでんぱつダムで見られますが男らしい字です。


天端に入る前の分岐。
右に進めばダム天端。
まっすぐ進めば管理所です。


立派な鋳造の諸元表
電源開発株式会社の文字がかっこいい。


説明は十津川第二発電所についてですが
ダムのデータももちろんあります。
二津野ダムは越流型アーチ式
堤高は76m
堤頂長は210.6m


洪水吐ゲートはローラー式 7門
扉体の大きさは12.5×11.5m


昭和37年5月竣工です。
この時期の発電ダムは気合いが違うんですよね。

終戦後の復興
国民に自由に使える電気をと電源開発促進法が施行され
各地に工業用電力の確保の為に水力発電ダムが建設され

戦争に負けてから20年足らずでオリンピック開催を行った日本

国土の特性に合った水力発電は
世界最高水準の安定電圧を提供して
その工業製品の品質を保証して日本ブランドを作り上げてきました。

でんぱつダムを見ると本当に色々な事象が思い浮かんで考えさせられます。