二津野ダム 見学 その1

2007/4/10 更新

春の気配がやってきて各地で桜の開花状況が気になる3月半ば。
最近はヒートアイランド現象で国内で一番早い桜が東京だったりするわけですが
近畿エリアで一番早い桜は紀伊半島の南側です。

年間降雨量日本一の多雨地帯、大台ケ原の南側は近畿地方で一番春が早いエリアです。

日本一の降雨量という事からこのエリアには戦後早い時期から
発電ダムが建設されていました。

今回改めて見に行った二津野ダムもその一つです。


行楽客の渋滞に巻き込まれたくない一心で出発が早すぎました。
二津野ダムへの道中、夜陰にすごくカッコよかった風屋ダムです。
やはりいくらなんでも早すぎたかと少しへこむam5:30

寒の戻りですごい寒い。
2月があんなに温かかったのに3月に入ってから平年並みに冷え込んで
桜は全く期待できないことにここで気づく。

暖冬といわれた年には3月末で桜が満開の時もあるんですが
今回は読み大外れ。


朝いちばんに十津川村の別の場所の取材を終えて
二津野ダムにやってきました。
これは国道168号線沿いの観光案内所にある説明板。


現在地の真横に書かれているのが二津野ダムです。
国道が高い位置にあるので横の谷を見下ろさないとダムは見えません。

この観光案内所を南下して少し行くと左手に道が現れます。
J-Powerのロゴの入った看板が目印です。


二津野ダムへの道に入りました。
しばらく上流側に進んでいきます。
ダム放流サイレンの吹鳴お知らせ看板があります。


どんどん進んでいくと堤体が渓谷の間に見えてきます。
わくわくしますね♪


堤体左岸下流側にこんなものがありました。
ダム下流側に残る遺構というのは仮排水トンネル跡が多いですが
これもそうなのでしょうか。
窓みたいなものが付いているのが気になります。
よく似た位置でよく似たものを静岡県の畑薙第二ダムで見ています。

畑薙第二ダムの遺構は中に入れそうな雰囲気があって妄想爆裂だったのですが
二津野ダムの遺構はご覧の通りきちんと蓋がされてしまっていてちょっと寂しい。


さらに進むと堤体登場です。

カッコいいアーチです。
ゲートがでかい〜♪