二川ダム 見学 その3
円筒の周囲に位置と高さを変えて並ぶスクリーンは選択取水の設備。
ゲートピアの横には水位標。
この時の水位は洪水期だったのでEL189.8m。
さらに別に大きな立派な取水塔がありました。
む
扉体が黒い
関電様っぽい
と、ブラックゲートにぴぴっときたらやはり関電様の取水塔でした。
最大で15t/s取水できるようです。
そしてこちらにも先ほど堤体下流中段に設置されていたのと
同じ説明板がありました。
ちょっとレイアウトが違うけど。
二川ダムのスペックです。
堤高は67.40m
堤頂長は222.80m
シンメトリーな堤体ですね。
常用洪水吐と非常用洪水吐の部分での断面図。
選択取水設備はそんなに深いところまで届いているわけではなさそうです。
詳細なスペック表。
総貯水量 3010万m3
洪水調節容量 1440万m3
利水(発電)容量 1670万m3
天端横のダム名碑に刻まれていたのと同じ数字です。
洪水時満水位 EL203.40m
常時満水位 EL201.00m
夏期制限水位 EL194.00m(洪水期6/16〜10/15)
最低水位 (洪水)EL187.60m (発電)EL181.00m
計画高水量量 3000m3/sec
計画放流量 2100m3/sec
洪水調節容量 900m3/sec
数字を見ていて気分が沈んできました。
平成23年台風12号による紀伊半島大水害。
その後、この運用が変わっていると聞いていたからです。