船津発電所取水堰堤 見学 その2

削られてしまった堤頂の方に水が流れていくために
今は右岸側の発電所の取水口には水が流れ込んでいないのかと
見ていたところ…

道路から真下の取水口を見下ろすと制水門に
大量の土砂と流塵が堆積しているのが見えました。

これは・・・。
ゲートを開けるなんてとんでもない状態です。
この押し寄せた土砂と流塵が水車を痛めつけるなんて考えたくないです。

ゲートを昇降させるためのワイヤーにも流木と瓦礫のようなものが
一杯に詰まっていました。

対岸の洪水痕跡を見ればこの船津発電所が水没するほど
とんでもない高さまで水が押し寄せたことがわかります。
傷ついた堰堤と傷ついた発電所。
悲しくて悲しくて
ここでしばらくうずくまって泣いてしまいました。

まるで、齧られたとうもろこしのような姿になってしまった越流部の石張り。

堤体の中央に設けられた流筏路は
もともと木材を流すために頑丈に作られていたようで
ダメージは少ないのですが…。

アップで見るとあまりにも滑らかで摩耗も進んでいるために
竜の鱗のように見えるこの石張りは
長く使い続けるために何度も補修を受けてきた痕跡があります。
しかし今回のダメージはあまりにも大きく
無事に元の姿に戻れるのか心配でなりませんでした。