福地ダム 見学 その8
大変楽しい資料館を出て残るは洪水吐の見学のみ。

資料館のある場所から下って洪水吐水路の方へ。
ここが洪水吐の流入部。

これがゲート部です。
そばには近づけません。

ゲート部からすーっと伸びてその先はすっとんと落ちて急勾配になっています。
こういう地山だったんですね。

この洪水吐で採用されているゲートはドラムゲート。
ワイヤーや巻き上げ機、ラックピニオン、シリンダー、シャフトの類はありません。
ドラムゲートは扉体が中空構造になっています。
ゲート下部にある水室という部分に注水すると扉体が浮き上がり
ゲートが閉まるという仕組み。
羽地のDASといい、電力以外のエネルギーをうまく使うのが沖縄流♪

洪水吐に架かる橋から真向き。

そして下流側。
すっとーんと落ちています。
池原ダムのよう。
ここにきて、背後からそーっと近づいてはゲートに鍵をかけ
戸じまりをしていた職員の方を目撃しました。
多分、資料館も我々が出たのを確認して戸じまりされたんだと思います。
見学者を時間だからと閉めだしたりせず
こちらの見学の様子に合わせてくださっていた気配りに驚くやら申し訳ないやらでした。

ということでパーキングに戻ってまいりました。
管理所の皆様、御気遣い本当にありがとうございます。
パーキングに立っているこの石碑。
そこに書かれている文字は福地ダム日米承結記念碑。
日本語と英語で経緯が記されています。

資料館の中にあったパネルにはこのように書かれていました。
福地ダムを計画したのは米国の付属機関・琉球水道公社
福地ダムを着工したのは米国陸軍工兵隊
そして本土復帰と共にこの事業は内閣府が直轄事業として受け継ぐことになったのです。

歳月を経てよい色合いになってきたリップラップ
決して大きくはないロックフィルダム
しかしそのダム湖は沖縄最大で北部5ダムの要になるダムです。
米軍が着工したという事実は
沖縄で最もダム建設に適した場所だったからなのだろうという思いを抱かせました。
コンパクトな堤体で大きなダム湖。
それはとても素敵なことです。
夕暮れの中、管理所の皆様の配慮で慌てつつもしっかりと
沖縄の水事情を学び、見学することができた福地ダムでした。
ありがとうございました♪