恵那峡自然公園 その3


湖面見ていると観光クルーズ船が出ていくところでした。
一日何便くらい出ているのかなと気になったので乗り場に向かいます。


ウッドデッキを歩いているとさざなみ公園に近接しているホテルが正面に。
ここでOFF会とか良いかも。


恵那峡の説明板がありました。

大井ダムができたので生まれたのが恵那峡です。
ダムが造られたことで生まれた観光地・景勝地。

最近の例でいうなら文句なしに八ッ場ダムと同じくらいの大人気観光地。

ダムは今はやりのSDG.sの17項目中16項目に該当すると
佐世保でお会いした鹿児島大学の偉い先生から聞きました。
持続可能な雇用の創出ってほんとに大事。


木曽川の大水量と戦うために半川締切工法で
建設されている時の写真です。
トレッスル橋もあってホントに近代化施工で
日本のダム建設史を塗り替えたんだなとうっとり。


観光クルーズ船乗り場に到着。


遊覧船、通常一時間ごとに出発するみたいなんですが
密にならないように乗船人数を半分にする代わりに
倍の数の便を出して対応されるくらいすごい人気でした。


チケット売り場のお姉さんにわくわく近づいて
「大井ダムの方にはどのくらい近づくんですか?」
とお聞きしたところ
「ダムの方にはあんまり行かないんですよー」
「上流の方に行くんですー」
「ダムだったら車ですぐ近くまで行けるからそのほうがよいですよー♪」

と、商売っ気のない事を笑顔で伝えられました。
わははは。
今、まさにその場所から来たところ。


待合室の壁に遊覧コースが絵になっていました。
ダムの方に行くと見せかけてくるっと帰ってきています。


主役は上流の渓谷美と奇岩なのですね。


という事で乗船する人も一便遅れで待っているという人がいるくらいの人気だったし
クルーズ船はあきらめて湖岸を散策。
散策路も整備されています。


人気観光地なんだなとしみじみ。


さざなみ公園の中で一番ダムに近いベンチはここでしょう。
人気のベンチと思われます。


散策路ではサイレン吹鳴の注意書きがドーンと立っていて
上流の落合ダムのサイレン吹鳴かなと読んでみたら
観光船が行き来する湖面でゲートにも近いので
就船危険区域というものが定められているのでした。
それでそもそも観光クルーズ船もダム湖の方には近づけないんですね。
納得。


2021年の夏、東京オリンピック。
恵那市はポーランドのカヌーチームの事前キャンプ、ホストタウンになっていました。
笠置峡のボート・カヌー場で練習できるようにされていたようです。
笠置峡も笠置ダムのダム湖♪


木曽川の帝王、大井ダムは日本のダム史に残る名堤体。

再整備されたさざなみ公園の桃介翁もたくさんの人が
恵那峡で笑顔になっているのを見て喜んでいると思います。

大井ダムまで来られたら
車で少し上流まで移動してさざなみ公園から桃介翁と一緒に
大井ダムを見て楽しんでほしいです。