永平寺ダム 見学 その4
上流面です。
まだ新しいコンクリートですね。
真っ白です。
常時満水位がEL319.7です。
今は常用洪水吐から放流しているので+2cmくらいかな〜。
なんでその2cmという発想が出てくるんだといわれると
“さらさら流れる度”が滋賀県の青土ダムくらいだなと思ったからで
私が遭遇した青土ダムの常用洪水吐からの放流時水位が
常満+2cmだったからで・・・
まったく理論に裏付けされていない感覚だけの話です。
天端です。
すっきりしています。
永平寺境内の柱と参道の杉並木…
いや、多分それは下流面堤頂部の模様の事でしょう。
洪水吐部分の上にやってきました。
広くなっているのがアクセントになっています。
妙なお飾りがなくてよかった。
右岸よりの位置から下流側を見渡すとこんな感じです。
なぜかここでとても楽しい気分になりました。
山の中腹に天端と同じレベルで通っている道。
そして堤体下流側に続く道。
それがパッと見た時に全部が見渡せたことが楽しかったんです。
またこいつ何を言っているのかわからん・・
と思われると思うので図で示しますと
こういう事です。
堤体の天端レベルに続く道と下流側に続く道の分岐が
100m超級の堤体となると、堤体から2kmくらい離れていることもざらです。
なのでこの視界にまたまたコンパクトさを感じちゃったのです。
そんなコンパクトな永平寺ダムですが
ダム下流広場と天端をつなぐこのフーチングの上にある階段を
上ろうという人はなかなか居ないのでは。
浦山ダムのようにエレベーターが併設されていれば
500段の階段を下ろうとか、気合が入っていれば上ろうとかいう
気持ちも起きると思いますがエレベーター無しはやっぱりきついですね。
その点、石井ダムは堤体につけられた階段にメリハリがあり
上ってもいいかなという気持ちを起こさせる上手いデザインだと思います。
そしてこの標識にあるダム天端広場というのは
洪水吐の上の広くなった部分を指すようですね。
広場だったらベンチとかプランター置いたらイメージ変わりますよね。