出し平ダム 見学 その1

2014/12/1更新

富山県 黒部川

黒部峡谷鉄道のトロッコ列車で多くの人が訪れる観光地です。


毎年何十万人もの人が訪れる黒部峡谷ですが
美しいだけではありません。
風景の間に黒部川の力を見る事が出来るものがいくつもあります。


透明度の高いこの水も
大量の降雨の後には荒れ狂い
岩を削り山を削り巨石を下流へと運ぶ激流となります。


美しさもですが険しさをより感じる深いV字の渓谷です。
谷底の土砂がそれを教えてくれるのです。


黒部川は最上流に黒部ダムを有し
水系一貫開発が行われてきた国内屈指の急流河川です。

ダムも発電所もこの荒れ狂う水と土砂と戦いながら役目を果たさねばなりません。
それが黒部川で構造物として立ち続けるという事なのです。

◆ ◆

黒部川に立つダムで
ずっと見たかったダムがあります。

黒部峡谷鉄道でトロッコに乗って宇奈月から欅平を目指す途中
短い時間だけ姿を見せるスレンダーで武骨な重力式ダム。


日本で初めて本格的な排砂ゲートを持つダムとして竣工した出し平ダムです。


黒部峡谷鉄道のトロッコから見える数十秒。

その数十秒でも普通の重力式ダムとは違うという迫力が伝わってきます。


クレストゲートの巻き上げ機はかまぼこ型になっていて
ここが豪雪地帯であることを教えてくれます。


何よりも迫力があるのがこの導流壁です。
驚くほど高い導流壁が凄い厚さで天端からまっすぐに伸びています。

いつか見学させてほしいな
いつかトロッコの出し平駅に降ろしてもらって
出し平ダムを間近で見てみたいな

出し平ダムは一般公開されていないダムです。
そもそも最寄駅の出し平駅は関西電力の方と工事関係者の方しか乗降できません。
見たいけどそうそう見られるダムじゃないし
トロッコから見られる数十秒で感じる事しかできないと諦めていました。