日本ダムアワード2024 その3

この豪雨では、元旦の大地震で発生した河道閉塞がいくつも消失しています。
土石流となって下流に流れ下ったことは想像に難くありません。
そんな雨と戦った小屋ダム。
珠洲市ではいくつもの小河川が氾濫しています。
小屋ダムの下流の鵜飼川でも氾濫は発生していました。
流域全てを覆う形で時間80mm超の雨が降ったら
よほど能力の高い川でもない限り氾濫は発生するかと思います
被災地の石川県やダム管理所にメールや電話で聞くなんて
普通の神経していたらとてもできません。
道路が啓開するや否や現場に乗り込んで迷惑をかける輩と
同じようなことはできないです。
小屋ダムについて、調べ事に限界を感じていた晩秋
突然、情報が流れてきました。
小屋ダムは管理開始から最高水位まで貯水したよ
防災操作を全うしたよ
これを聞いて心配がすっと消えて物凄く安堵したのを覚えています。
小屋ダムのプレゼンで言いたかったのはやっぱり
地震大国だから地震に強いダムでなくちゃいけないということ。
諸外国ではお安くできる、簡単に作ることができる
表面遮水のコンクリートフェイシングロックフィル(CFRD)が良く採用されてきました。
日本では地震が多い事からダムにとっても最も重要な遮水にかかわる部分に
クラックが生じるリスクが高いCFRDはふさわしくないという事で造られなくなりました。
表面遮水ロックフィルダムはコンクリートでなくアスファルトで正面を覆う
アスファルトフェイシングロックフィルダム(AFRD)がコンクリートに比べて
地震に強いという事で採用例が増えましたが、日本のフィルダムは
堤体の中央に遮水のためのコアを持つ土質遮水型ロックフィルダムが中心になります。
遮水コアが中央にあるか、傾斜しているかで呼び名が
中央(センター)コアフィル、傾斜コアフィルと変わりますが
遮水コアを持っているという点で同じです。
ゾーン遮水というのは表面遮水に対する語なので
これも遮水ゾーンが堤体の中にあるという意味ですので同じです。
土質遮水壁型フィル
センターコアフィル
ゾーン遮水フィル
みんな同じです。
ちょっと単語が違うだけで別物だと思ってしまう人がとても多いので
本質でご理解いただきたいところ。
というようなこだわりを喋りだしたら時間足りないし
言いたいことがボケるので全部カット!!
私にはHPで補足という手段があるから
興味を持った人に見て頂けたらそれでいいし。
ということでめっちゃ簡単に言いたいことをまとめた結果
地震や豪雨災害の多いこの国で
・正しい設計
・正しい施工
・正しい管理
をしてもらっていたから小屋ダムは既往最大の豪雨にも
凄まじい地殻変動を伴った大地震にも耐えたんだよ
偉いでしょ♪
と、なりました。
その気持ちを全部プレゼンにぶつけることができて悔いはない。
◆
今年のダムニュースには
EADCでダムアワードを紹介したポスターのことも出てきました。
佳様の力作です。
佳様、今年から日本ダムアワード実行委員 代表ですし♪
☆結果発表☆
放流賞は試験湛水で全国からダムファンが駆けつけた
九州地方整備局の阿蘇立野ダムでした。
しかし、名前が変わっても立野としか呼ばないであろう私。
立野でいいもん。
立野で通じるもん。
低水管理賞は迷走台風T2410対応で
事前放流が無効放流になってしまい
その後、延々と苦労した日吉ダムのお仕事っぷりが
お客様のハートをつかんで見事受賞。
イベント賞は24時間止まらない現場の強みで夜の見学会を
開催してくださった東北地方整備局の成瀬ダム工事現場が受賞です。
洪水調節賞は
大分県の安岐ダムと山形県の最上小国川流水型ダムと
石川県の小屋ダムという事で、県ダム対決になったのですが
小屋ダムが受賞しました。
投票くださった皆様、ありがとうございました。
ダム大賞は小屋ダムが獲りました。
立野や日吉、成瀬を抑えての受賞でした。

トロフィーと賞状をお届けせねば。
でも被災地の迷惑になるのは絶対に嫌。
郵送、宅配でもなんでもよいのでお届けして
受け取っていただけたらそれで満足です。
ということで日本ダムアワード2024は無事に終了しました。
1月にもやったばかりなのに。
今年はカルカルで二回目。
◆
ホテルでぐっすり寝て朝からのんびり帝都散策。

渋谷の24時間営業のお店で 初 一蘭 。
この細麺は素晴らしい。

帝都に来ているからP5Rの聖地周りも地味に進める。

渋谷から東京駅までてくてく歩いて鹿の国に帰りました。
東京カルチャーカルチャーまで足をお運びくださった皆様
視聴してくださった皆様
ありがとうございました。