梵字川ダム 見学 その1
2012/9/18 更新
2011年秋に東北のダムを見ようと辿りついた月山ダムで
現地で図面を見ていてもどうしても分からない物がありました。
“掘り込み式跳水式減勢工”かも・・と考えた副ダムっぽいもの。
予想はしたのですが何分、素人考えなので
自分でも何か引っかかっており
すっきりしたいなと思っていました。
“掘り込み式跳水式減勢工”なのか、単に減勢池なのか
いずれにせよすぐ下流にある東北電力の梵字川ダムに
深く関わっているものであると思われました。
月山ダムにある模型で説明します。
矢印で示したところにあるのが梵字川ダムです。
梵字川ダム下流には橋が架かっているのでこんな風に見えます。
奥にそびえるのが月山ダム。
その手前に梵字川ダム。
これが梵字川ダムです。
深い谷にあって両岸の木々の枝が茂っていてちらっとしか見えない。
左岸からとても勢いよく放流しています。
おそらく管理用道路と思われる手すり付き通路。
あの場所から見たら大迫力かと思います。
遠目に見ているので大きく見えませんが梵字川ダムは
とってもタイトでスリムで堤高は40.9mもあるんです。
とにかくこのきゅっ♪と谷に収まっている姿が美しい。
コンパクトな堤体で大きなダム湖は私にとっては理想の姿。
全面越流の天端で飾り気なしなのですが
とにかくコンパクトさがたまらない魅力。
コンパクトとか言ってますが堤高40.9mですから大きいです。
でもコンパクトに見えるのは石徹白ダムと同じアイドル系のダムが持つマジック。
歴史を感じるコンクリートを望遠で愛でる。
いいコンクリートですね〜。