旭ダムSBT 見学 その3

しっかり締め切って上流からの土砂を受けとめる貯砂堰。
砂防堰堤でよく採用されているダブルウォール工法で作られています。
なのでお水はちょろちょろ下流に流れ出るようになっています。
とめるのは土砂だけ。
とても良い♪

しとしと雨降りの日でしたが旭川の水量はこのくらい。
全然濁りもなくて透明度も高かったです。

水位を検知する超音波センサーが吞口の上にありました。
少し離れたところにはカメラです。

見学時は排砂バイパストンネルは稼働していなかったので
流れてきた水はそのまま貯砂堰をパスして貯水池に流れ込むルートに。
土砂が貯水池に流れ込みそうになった時にも予防的に排砂バイパストンネルに
切り替えれば貯水池内に土砂の侵入を抑制できるのでそういう運用もできるはず。

銘板はこちらです。
平成9年だから1997年。

こっちに進むと排砂バイパストンネル。

今は稼働していないので貯砂堰だけをパスするルートに水が流れていきます。

ちょっと高いところから全景です。

吞口ゲート、この通り、閉まっておりました。

真上から見て閉まっていることを確認。

吞口ゲートの銘板です。
扉体の制作は Preussag Noell GmbH
で、ドイツのノエル社製でした。

貯砂堰だけをパスして旭ダム貯水池に流れ込む水。
なのに
なぜか響き渡る川底で巨大な浮石が立てるような音がする。
じーっと見ていると人頭大の巨礫が流れていて
コンクリートに当たって音が鳴っていたのです。
この水量でもこんな大きな石というか岩というか
ガラガラ流れていくんだなとびっくりしました。
◆
吞口を見学した後、移動してきました吐口。

え。
稼働していないって聞いてたのに
なんでなんでなんで
吞口から移動してくる間に排砂バイパストンネルが稼働していたのです。
2350mのトンネルを流れてくる水の速度に車移動、惨敗。

ざーざー流れています。
小さい段波が次々やってくるのですが
人頭大の巨礫が一緒にやってくる。

ごっ!! がっ!! がんっ!! ごんっ!!
「岩やん…流れてるの岩やん…」
と、口から出てくる言葉に対して
「砂です」
とすかさず突っ込みを入れてくださる関西電力の方がwww
こんな巨礫と細かい磨き砂みたいな土砂が洪水のたびにやってきたら
そりゃ、トンネルの底、削れるのは当然かと。

折角なので藪を漕いで堤体がチラ見えする木立の中まで進ませていただきました。
ヤマビルにやられた方もいました。
私は合羽だったのでセーフ。

という事で、以前から、ぜひ見学したいと切望していた旭ダムの排砂バイパストンネルを
見学させていただきました。
やっぱり実物を見ると頭の中でふわっとしていただけのものが
しっかりイメージできるようになるのでとてもありがたい。

そして一般人には幻のビュー、旭ダム右岸からの姿もこんなにしっかり見せて頂きました。
関西電力の皆様、ダム工学会の皆様、本当に貴重な機会をありがとうございました
今度は国内の排砂バイパストンネル(SBT)コンプを目指そうかな♪