有峰ダム 見学 その1

2006/3/15 記

戦後の日本に訪れた電力不足。
国策として電源開発が各地で進められました。
その主力となったのが日本という国土に豊富な資源、水を使った水力発電でした。

富山県は日本で一番有名な黒部第四ダムがある県ですが
他にも素晴しい発電ダムをいくつも有しています。

中でも特筆すべきは北陸電力の王者・有峰ダムでしょう。


有峰ダムは富山県の東南部、岐阜県との県境の標高1100mもの山中にある堤体です。

アクセスは岐阜県から林道を越えてくる事も出来ますが
安全なのは富山市街の方から有峰林道を使うルートです。

有峰ダムにはじめて行った時は台風が来ていて
傘や帽子を飛ばされて天端を走るという荒天でした。
写真撮影どころではありませんでした。
その後、2回訪れています。


富山市街方面から有峰林道を登ってくると堤体がこんな風にお出迎えしてくれます。

堤高 140m
堤頂長 500m
貯水量 2億4000万m3

昭和36年に竣工した発電堤体です。


有峰林道をとにかくひたすら登ってきて天端に到着すると
まず交互通行の信号がお出迎えしてくれます。
天端は交互通行になっています。


天端右岸にある屋上が展望台になっているこの建物は トイレだったりします。
この上から実によく堤体が見渡せます。


天端右岸、ぐいっと曲がった端にダム銘が入っております。


反対側には竣工年月が入っています。
昭和三十六年六月竣工。