青下第三ダム 見学 その2
他のメイソンリーフェイシングダムでよく見る切石ではなくて
ひたすら丸石。
しかも大きさ揃えた丸石。
凄いこだわりっぷり。
これだけの丸石、どうやって集めたんだろうかと
現地でこれだけ確保するの大変だったろうに。
副ダムは出水でちょっと越流部にダメージ出たりしていますが
やっぱりびっしりと一面にここまでこだわるかという石張りです。
そしてほんとにラッキーだったというか希少な姿だと思うんですが
抜水していたので堤体の上流面が見られたのです。
見学前にお世話になっているダムマイスター(専門家)の川崎秀明先生から
「青下第三は上流面がコンクリートであるという情報がありますよ」と教えて頂いていたのですが
まさかここまで完璧に目視確認できるとは思っていませんでした。
川崎先生の仰る通り、上流面はコンクリートで覆われており
越流部のてっぺん部分もコンクリートで
下流側の石張りの上に滑らかに接続しています。
「すっごーい すっごーい びしーっと すっごーい♪」
あまりに凄いので現場で幼児化していました。
「左岸に行きましょう」
「おちかづきー?」
「かなり近くまで行けるんですよ」
「♪♪」
ということで少し下流に移動して川を渡ります。
ちゃんと堤体までルートがあるんですね。
周囲には桜の古木がありましたので
春にはお花見の人がたくさんお越しになるのかと。